2018.12.17 ヂヤンテイ君

インターネット広告の歴史を辿ってみました【04】コンテンツ連動型広告・行動ターゲティング広告

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

間が空いてしまいましたが、
今日は、日本のインターネット広告
の歴史に戻ります。

 

前回までに、
日本のインターネット広告の
始まりとなった、

 

1996年7月のYahoo! Japan
バナー広告もから、

 

2002年頃の「検索連動型広告」の
登場までをここまでに取り上げ、

 

バナー広告、Googleの登場、
メディアレップの存在について
補足的に見てきました。

 

それでは2003年に戻ります。
この頃に、コンテンツ連動型広告
誕生したようです。

 

サイトの内容と関連性の高い
広告を配信する仕組みです。

 

媒体の広告枠を買うのではなく、
広告主の選択したキーワードや広告文に
マッチングしたサイトに広告を
表示される仕組みで、

 

広告がクリックされると
費用が発生るする広告です。

 

検索連動型広告と同じように
オークションによって
価格を決定していく取引き形態。

 

Googleアドワーズでは、
ディスプレイネットワーク

 

Yahoo!プロモーション広告では、
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
と呼ばれています。

 

コンテンツ連動型広告の理解に
つなげるべく、
Googleアドワーズを復習してみます。

 

Googleアドワーズは、
広告主向けの 広告出稿サービスです。

 

クリック課金の広告サービス
全体を指しますので、

 

検索連動型広告のように、
検索結果に広告を表示させる場合は、
検索ネットワーク。

 

Googleが提携している
コンテンツページに広告を表示させる場合が、
ディスプレイネットワークです。

 

Googleが提携している媒体側の
サービスが、Googleアドセスです。

 

ブロガーは、Googleアドセスに登録
することで、広告課金から収入に
つながります。

 

Googleアドセス枠以外にも、
Googleが持っている広告枠に
ディスプレイネットワークで配信
できるようです。

 

2003年には、GmailYouTube
もありませんでしたが、

 

ディスプレイネットワークは現在、
Gmail、YouTube、スマホアプリ内にも
配信ができます。

 

検索連動型広告は、
興味、関心がある具体的な

 

検索ワードに対して連動し表示させるので、
顕在層を働きかけるもの。

 

それに対し、
ディスプレイネットワークは、

 

Webコンテンツを閲覧している
ユーザーに幅広く掲載できるので、

 

商品やサービスを認知する前の
潜在層に働きかける広告といえます。

 

また、検索結果ページより、
コンテツページの方が、

 

ユーザーは長く滞在する
という違いもありますね。

 

このような広告が誕生した
時代背景として、

 

インターネット黎明期の
広告を掲載する媒体を決めて出稿する
予約型の時代に比べ、

 

WEB媒体が増え、
広告を掲載できる枠も増えたこと
が挙げられます。

 

ブログも2000年頃から普及しだした
ようです。

 

ソーシャルメディア
2004年頃から次々と誕生しています。

 

そして、いよいよ、2005年になると、
行動ターゲティング広告
日本でも広まってきたようです。

 

行動ターゲティング広告は、
2000年に米国で登場していたようで、
かなり早くからあったのだなあ
と思いました。

 

検索連動型広告、
コンテンツ連動型広告
が広告配信の種類を表すのに対し、

 

行動ターゲティング広告は、
ターゲットを絞る手法のことです。

 

ユーザーの行動を分析して
ユーザーを選別することで、

 

そのユーザーに最適な広告や
検索結果が表示される手法のことで、

 

先週の記事でも紹介しましたが、
現在では、ほんとんどの人が、

 

自身のWeb閲覧履歴などをもとにした
カスタマイズされた広告が配信されている
ことを理解しています。

 

ジャストシステム調査より、「Web閲覧履歴をもとにした広告配信」半数は不快

 

ご存知のように、
ブラウザーに訪問したサイトが
クッキーを保存することから、

 

閲覧履歴をもとに、
行動を追跡できます。

 

この行動ターゲティングを利用した
広告として、

 

興味関心連動型広告
リターゲティング広告

 

が注目されるようになったのは
2008年頃から。

 

興味関心連動型広告の代表的なものが、
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
インタレストマッチと呼ばれる広告です。

 

さきほど見てきた
コンテンツ連動型広告に、
行動ターゲティング広告の手法を
プラスした広告のようで、

 

過去や現在に閲覧したWEBページの
内容や、直前の検索ワードなどを
総合的に判断し、

 

関連性の高い広告を表示させる仕組みの
ようなので、

 

コンテンツ連動型広告に
行動ターゲティングのエンジンを積んだ
ようなイメージですね。

 

現在、我々が漠然と感じている
ターゲティング広告そのものの
ようですが、

 

それもそのはず、今年(2018年)、
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の
広告掲載方式として、

 

「インタレストマッチ」は
「ターゲティング」に統合されました。

 

もう1つの、
リターゲティング広告は、
今でもお馴染みですね。

 

一度サイトを訪問すると、
他のサイトを見ている時に、
訪問したサイトのバナー広告や
テキスト広告が表示されるものです。

 

詳しく書くと、
Yahoo!やGoogleで実施でき、
Yahoo!やGoogleを見ている時、

 

またはその提携している
パートナーサイトを見ているときに
表示されます。

 

リターゲティング用のタグを
サイトに設定しおくことで、

 

ブラウザーに訪問したサイトが
クッキーを保存することから、

 

追跡するように、一度訪問した
ブラウザーに広告を表示させる
ことができます。

 

サイトに訪問したユーザーの
9割は離脱し、コンバージョン(CV)に
至らないことから、

 

アプローチが必要である
という考えですが、

 

広告ブロックや広告非表示の
記事の時にも見てきましたが、
リターゲティング広告って
嫌われますね。

 

本日は、ここまでにし、
また続きを書きたいと思います。

 

2008年までやってきました。
ちょうど10年前まできたことになります。