2018.12.9 ヂヤンテイ君

ユーザーが必要とする広告が届く、ダイナミック広告の「プロスペクティング配信」について。

 

 

印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

一昨日、昨日と、
Instagram「ストーリーズ広告」
について書いてきました。

 

最も関心があることは、
Instagram「ストーリーズ広告」
としてのクリエィティブのことながら、

 

Instagram「ストーリーズ広告」
配信の精度、仕組み、現状

 

といった情報を把握しておく
必要があるなと考えるようになりました。

 

Instagram広告は
Facebook広告だからと信頼して
しまっていたのですが、

 

以前調べた情報は、今の時代、
すぐに古くなっていくので、
今一度把握しておこうということです。

 

ネット広告の表示方法が嫌われること、
広告ブロック、広告非表示、

 

そして、ネイティブ広告について、
このブログで追求してきたのは、

 

広告配信とユーザーとのマッチング
精度が上がることが、

 

広告主にとっても、ユーザーに
とっても幸せなことであり、

 

広告主とユーザーの間に、
正しいコミュニケーションが
成立することになるのだ

 

という考えがあってのことです。

 

10~20代の若者は、
興味があれば広告も受け入れる、

 

そのための「情報引き寄せ行動」をしている
ということにも触れてみました。

 

スマホネイティブ世代は、
広告配信の仕組みまで、

 

経験則から理解し、
コントロールしているようで、

 

その広告配信の仕組みについて、
新しい情報を調べておく
必要があるなということです。

 

新しい動きとして、
キーワードになると予想できるのが、
昨日も触れた「ダイナミック広告」。

 

「ダイナミック広告」は、一度閲覧した
サイトが追いかけてでてくる
リターゲティング広告の一種で、

 

ユーザーが閲覧したサイトではなく、
閲覧した商品や関連商品を

 

最適なタイミングとクリエイティブで
アイテム単位で広告として
配信する広告のこと。

 

ECサイトならば商品、
旅行予約サイトなら宿泊施設、
不動産サイトならば物件ごとに、

 

おすすめ案件を表示してくれる
ということで、ネットユーザーなら

 

身に覚えがあるのでは
ないでしょうか?

 

商品アイテムが多いショップや
サービスに向いていますね。

 

Facebookダイナミック広告
Googleダイナミック広告
がその代表のようです。

 

商品アイテムのマスターデータを、
配信先のフォーマットに合わせて
変換して配信。

 

ユーザーがどの商品アイテムページを
閲覧したかを知るために、

 

商品アイテムページに
「タグ」と呼ばれるコードを埋め込む。
こいう仕組みになっているそうです。

 

リターゲティング広告は
ユーザーのcookieに書き込むことで、

 

ユーザーが訪問したサイトを識別
しますが、

 

ダイナミック広告は、
仕組みが違うようです。

 

それにしても、この仕組みがあるため、
個別にアイテム単位で

 

広告を表示させる
ことができるようなのです。

 

一度訪問したということは、
興味・関心がある顕在層への
アプローチとなりますが、

 

現在は、訪問していないユーザーで
あっても、

 

興味・関心が高いと推測される
ユーザーを識別して、
配信することができるようです。

 

とういうことは、潜在層にまで
訴求できるようになっている
ということです。

 

それを可能にしているのが、
FacebookやGoogleが所有する
オーディエンスデータ

 

閲覧履歴のみならず、
位置情報、テキストデータ、
行動データなどがそれにあたり、

 

自分のことが知られ過ぎて、
怖くなることもありますよね。

 

自宅でスマートスピーカーを
使用していますが、

 

スマートスピーカーに話したことも、
オーディエンスデータになっている
のだろうなと思っています。

 

このように、潜在層に広告を配信する
仕組みを、

 

プロスペクティング配信」と呼ぶ
ようです。

 

アマゾンのおすすめ機能がこれですね。

 

この商品を買った人は、
この商品も買うことが多いから、
どうですか?とでてきます。

 

FacebookやGoogleは、
この「プロスペクティング配信」に
力を入れていると言います。

 

AIや機械学習によるもので、
今後、この精度が向上すればするほど、

 

広告配信とユーザーとのミスマッチが減少し、
広告主にとっても、ユーザーにとっても、

 

より快適なネット環境が
生まれるのかもしれません。

 

しかし、広告配信、広告の表示方法が
改善されても、

 

企業としては、購入してもらうために、
広告を配信しているのですから、

 

購入に至ってこそ、企業とユーザーの
コミュニケーションの成立だと言えます。

 

企業にとっては、的確なユーザーの元に
表示される広告は自社の広告だけ
ではないので、

 

商品やサービスが選択されるために、
商品力や仕組みづくりが試される
ことになると思います。

 

さらには、継続的な購入につながる
ための施策が必要となるでしょうね。

 

ここで、「フルファネル・マーケティング
というキーワードがでてくるようです。

 

CRMに関連することであり、
これについては、また調べた上で、
紹介したいと思います。

 

ネット広告の表示方法が嫌われる
ことについて、少し前に書きましたが、

 

ユーザーとして、広告への不快感は、
以前より少ないと感じています。

 

これまで見てきたようなストーリー
広告のような、新たな広告媒体が
でてきたこともありますが、

 

こうして、広告配信の仕組みが
進化してきたからだったのだ
と今回感じました。

 

良い時代になったとも言えますし、
怖い時代になったとも言えます。

 

しかし、この流れは止められない
でしょうから、何が起きているかは

 

しっかり把握しておく必要が
あるなと思いました。

 

テクノロジーの進歩は、
いつまでも、人間の幸せに
つながるものであってほしいですね。