2019.7.3 ヂヤンテイ君

あの企業や省庁まで読者だった。オウンドメディア訪問者を知る方法について

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

オウンドメディアを運営していると、
どんな人が、アクセスしてくれているのか
気になるところです。

 

毎日のように、Google アナリティクスを
チェックしている、オウンドメディア
運営者の方も多いと思うのですが、

 

Google アナリティクスを見ていても、
どんな人が、アクセスしてくれているのか
分かりませんね。

 

数字とグラフによる定量分析で、
設定したKPIに近づけるための
改善を行うのが、
現在の分析なのだと思いますが、

 

アクセスしてくれている人が分かると、
数字だけ見ている分析とは、

 

違った視点で分析できるなと感じました。

 

本日は、オウンドメディア訪問者を
知る方法について、

 

簡単にできる方法を紹介したいと思います。

 

普段、Google アナリティクスで、
PV数と訪問数くらいしかチェックしていない、

 

そんな方向けの内容です。

 

1.Googleサーチコンソール

 

これは、少し前に紹介したのですが、
まずは、Googleサーチコンソールを、
Google アナリティクスに連携させましょう。

 

 

Googleサーチコンソールで、ユーザーの気持ちを感じよう!

 

Googleサーチコンソールでは、
ユーザーが、どんな検索ワードで検索し、
訪問してくれたのか、

 

または、検索結果に表示されているのに、
訪問してくれなかった場合の、
検索ワードが分かり、

 

検査結果の上から何番目に
表示されたのか、
平均順位まで分かります。

 

「ユーザーの気持ちを感じよう!」という
タイトルにしたように、

 

ユーザーが求めているものを
リアルに感じることができます。

 

 

2.ユーザー エクスプローラ

 

2016年4月、Google アナリティクスに、
「ユーザー エクスプローラ」という
新機能が追加されました。

 

 

 

 

こんな感じで、一人のユーザーが
いつ、どのページを訪問したのか
行動を追うことができます。

 

ユーザーは、Google内にある
「クライアントID」と呼ばれるもので、

 

会社名や個人を特定できるものでは
ありません。

 

新しい機能なので、2016年3月9日
以降の集計しかできませんが、

 

この機能によって、初めてユーザーの
動きが分かり、感動したものです。

 

これによって、同じ方が、何度も
同じページを訪問してくれることが
分かりました。

 

繰り返し、訪問してくれる方の
傾向なども知ることができ、

 

ユーザーの心理に少し近づくことが
できます。

 

 

3.IPアドレスを取得

 

訪問してくれた方のIPアドレスが分ると、
アクセスしてくれた会社が分かります。

 

IPアドレスは、インターネット上の
住所のようなもので、

 

「123.45.678.901」こんな感じで、
数字とドットで表記されるものです。

 

このIPアドレスが分かると、
以下のようなサイトから企業名を
知ることができます。

 

日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)

 

Google アナリティクスは、
標準仕様だと、IPアドレスまでは
分からないのですが、

 

設定をすることで、IPアドレスを
取得することができ、
IPアドレス分析ができるようになります。

 

設定の詳細は、ネットで
調べていただければ、すぐに分かります。

 

WEB広告を利用している時などは、
IPアドレスまで把握できるように
しておくと良いでしょうね。

 

 

4.MAツール

 

IPアドレスが分かっても、
IPアドレスごとに、会社名を調べるのも
徐々に手間になっていきます。

 

そうなってくるとMAツールの登場です。

 

MAツールでは、全てのアクセスログが
分かり、いつ、どこの会社が、
どのページを訪問したのか、

 

先ほどのユーザー エクスプローラの
ように、会社名を特定しながら、
訪問の記録を知ることができます。

 

企業名だけではなく、社員数、
売上高など、会社の規模まで
情報が提供されます。

 

無料版を使ってみたのですが、
こんな大手企業、こんな省庁まで、

 

当社のサイトを、
訪問してくれているのかと
驚きでいっぱいでした。

 

BtoB企業でMAツールが注目されている
理由もよく分かりました。

 

MAについては、以前、集中的に
このブログでも取り上げましたので、
説明は省きますが、

 

ざっと使ってみた感想だと、
オウンドメディアの施策をよりよく
していこうという意欲が沸いてきます。

 

ブログ記事のアクセスしてくれた
企業は、当社に興味があるのではなく、

 

記事の内容に興味があるだけです。

 

それに対して、どう当社の興味に
つなげていくのか、真剣に考える
必要があるなと思わせてくれました。

 

これだけでも、MAツールを使ってみる
価値があるなと思いました。

 

定量分析だけは、判らないことが
MAツールでは判ります。

 

逆に考えると、自分がどこかの
オウンドメディアを記事を読み、
その企業がMAツールを使っていたら、

 

当社から訪問があったことが
判ってしまうことになります。

 

それは、MAツールのことを調べた
時から把握していたのですが、

 

訪問しただけのユーザーに、
電話やメールするのは無駄なので、
把握されて良いと思っています。

 

MAツールを使ってみると、
訪問してくれた会社のことを、
ついつい調べてしまいます。

 

他社のオウンドメディアに訪問する
ことは、足跡を残すくらいの
気持ちで良いのだと思います。

 

自社の存在を知ってもらうきっかけに
なるくらいの気持ちです。

 

いくつものオウンドメディアが
情報を発信し、

 

それを社会で共有することで、
社会が前進していくのだから、
どうどうと訪問して、訪問されましょう。

 

以上、オウンドメディア訪問者を
知る方法について、
4つ紹介させていただきました。

 

オウンドメディアはテクニックではなく、
コンテンツの質が命だと思います。

 

そのコンテンツの質を
向上させるためにも、ユーザーを
知ることは重要だと思います。

 

試してみたことがない
ものがありましたら、
試してみるのはいかがでしょうか?