2019.6.17 ozawa

暑中・残暑見舞いはがき印刷、かもめ~る印刷(官製はがき印刷)は安くなりません

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

6月15日は「暑中見舞いの日」。

 

今年も暑中見舞いはがきの依頼を
いただきました。

 

毎年デザインからのご依頼で、
かもめ~るの印刷、発送までの仕事です。

 

数は15,000部ほど。
当社の印刷機には、ほどよい条件となります。

 

しかし、印刷費が安い印刷通販でも、
かもめ~るなどの官製はがきの印刷費は、
安いとは言えません。

 

それは、どうしてなのかを説明
させてもらいます。

 

理由としては、以下が考えられます。

 

1.ギャンギングができない
2.印刷予備の紙の問題がある
3.対応する印刷機がない

 

 

1.ギャンギングができない

 

印刷通販が安い理由は、大きな紙に
いくつものデータをまとめて印刷している
からです。

 

この記事の「面付け印刷作戦」の
項目で詳しく説明しています。

 

「カンブリア宮殿」に出演、グラフ株式会社北川一成さんが教えてくれたこと

 

異なるデータをまとめて面付けする
ことをギャンギングと言います。

 

異なるサイズのものでも、1つに
まとめてしてしまうギャンギング技術の
発達で、印刷費が安くなっています。

 

例が良くないかもしれませんが、
相乗りタクシーが安くなるような
イメージです。

 

以下の記事にも、詳しい情報が
ありましたので、ご参照ください。

 

印刷通販徹底比較:印刷通販が安価に商品提供ができる理由 その1:面付けの工夫(2018.8.8)

 

かもめ~るなどの官製はがきにも、
実は大きな紙があります。

 

しかし、はがき4枚分を一度に印刷
できる大きさなので、

 

最大でも4つのデータまでの面付けが
限度です。

 

郵便局では「四面連刷はがき
という名称になっています。

 

かもめ~るなどの官製はがきは、
一般の印刷用紙とは違い、

 

はがきの代金に郵便料金が含まれて
いるので、

 

注文数がバラバラのデータ
をまとめて印刷してしまうような
ギャンギングができないことになります。

 

 

2.印刷予備の紙の問題がある

 

通常のオフセット印刷だと、
本番の印刷に入る前に、色の確認のため
印刷をしています。

 

色の確認のために、数百枚の紙を
使うことが通常です。

 

先ほども触れたように、
かもめ~るなどの官製はがきは、
はがきの代金に郵便料金が含まれているため、

 

気楽に色の確認のための
印刷ができません。

 

当社の場合、官製はがきの紙質と厚さに
近い紙を使って、試し刷りをしています。

 

それでも、発注数ぴったりの
官製はがきだと不安があるため、
少しだけ予備用のはがきを購入します。

 

その分のコストもかかることに
なります。

 

このため、官製はがき印刷は、
予備紙が不要なオンデマンド印刷機で
対応しているサービスが多くなります。

 

1,000部くらいまでの注文を
受け付けているはがき印刷サービスは、

 

オンデマンド印刷機対応と
考えて良いでしょう。

 

4面付のはがきがあるので、
多くても4,000部くらいでしょうか?

 

大手の印刷通販だと、
500部までがオンデマンド印刷機対応に
なっています。

 

 

3.対応する印刷機がない

 

対応する印刷機がないというのは、

 

官製はがき印刷に対応できる
印刷機が限定される
ということになります。

 

今も紹介した、オンデマンド印刷機は
官製はがき印刷に向いています。

 

しかし、オンデマンド印刷機は
基本的に極少ロット印刷の時に、
メリットがある印刷機のため、

 

当社が受注したような
15,000部の官製はがき印刷は、
対応しないか、印刷料金が高くなります。

 

オンデマンドとは、必要に応じた
印刷ができるということなので、

 

5部や10部の印刷にも対応しています。

 

オンデマンド印刷機の限界を超える
ロットになると、オフセット印刷機を
使うことになりますが、

 

大きな印刷機で、官製はがきの印刷は
できません。

 

当社の印刷機のような小さな、
少ロットに適した印刷機が
対応することになります。

 

竹ちゃんの印刷現場日記!Vol.1当社の設備について

 

全て調べている訳ではありませんが、
大手の印刷通販で、

 

比較的大きなロットの官製はがき印刷に
対応しているのは、グラフィックだけ
ではないでしょうか。

 

ざっくりとした説明で、
分かりづらいところもあった
かもしれませんが、

 

かもめ~るなどの、官製はがき印刷が
安くならないのは、このような理由からです。

 

ちなみに、先ほどのグラフィックの
料金を知らべてみます。

 

10,000部、3営業日、96,000円(税込)

 

もちろんですが、はがきの料金が
別途必要となります。

 

同じグラフィックのポストカード
印刷の料金は以下。

 

10,000部、3営業日、37,920円(税込)

 

ともに片面カラー印刷。
ポストカードは、マットコート220kgの
場合です。

 

同じ10,000部で、同じ納期、
紙も同じくらいの厚さの印刷なのに、
これだけの料金差があるのは、

 

上記のような理由が背景にあります。

 

グラフィックの者ではないため、
推察としての話ではありますが。

 

官製はがき印刷の最長納期は、
3日になっています。

 

ギャンギングしないので、長い納期
設定をするメリットがないからです。

 

官製はがき印刷料金は、
取引のある一般の印刷会社の方が
安くなるか、

 

同じくらいの料金になることも
ありますので、

 

取引のある印刷会社にも確認して
みた方が良いと思います。

 

それでも、印刷通販の発注に慣れて
しまったので、印刷通販の方が良い。

 

比較している時間がないというのであれば、
印刷通販が良いと思います。

 

しかし、官製はがき印刷は、
通常の印刷よりも料金が高いです。

 

こういう時こそ、
営業がしっかり対応してくれる
一般の印刷会社に相談してみてください。

 

オンデマンド印刷機か、
菊四印刷機のある会社が
おすすめです。