2019.3.27 ヂヤンテイ君

古くて新しいアナログメディアの可能性、電報がDMになる!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

今週の日経新聞の一面広告で、

 

えっ、電報で DM?

 

こんなキャッチコピーの
広告がありました。

 

「ビジネスにSAGAWAの電報。」
とういうことで、佐川急便の
電報サービスの広告でした。

 

もう少しコピーを引用させて
もらいます。

 

電報の、極めて高い開封率!
その特色を生かして、
大切なお客様へ「DM販促」を電報で。
SAGAWAからの新しいご提案です。

 

この広告で反応してしまったのは、
「DM販促」という言葉です。

 

当社でも学校のお客様の卒業式に
電報を送ることがあるのですが、

 

電報を「DM販促」という視点で
考えたことはありませんでした。

 

でも、有りだなと思いました。

 

電報の高い開封率については、
それを裏付ける情報はありませんでしたが、

 

電報の開封率が高いことについて
疑う必要はないと思います。

 

信書便の規制緩和によって、
電報サービスは、民間企業が
参入できるようになっていたようです。

 

確かに、たびたび信書便が
話題になっていることがありました。

 

しかし、我々の仕事には、それほど
関係ないものと感じてしまい、
あまり関心がありませんでした。

 

佐川急便は2014年から、
「飛脚電報便」として、
電報類似サービス事業に参入したようです。

 

電報類似サービスは、
他にどんなものがあるのか
調べてみたところ、

 

かなり古い情報ですが、
以下の記事に情報がありました。

 

life hacker:いざというときに役立つ、電報サービスまとめ(2011.02.03)

 

こんなにあるとは
思いませんでした。

 

電報といえばNTT。
しかし、NTTの電報取扱量は
減少しているそうです。

 

今はネットがあるし、スマホがあって、
SNSだってある。

 

電報サービスを利用したことが
ない人も多いと思います。

 

個人的には、免許証を落とした時に、
拾ってくれた方から、
拾った旨を伝える電報を受け取った
ことがあります。

 

もちろん、ネットがない時代。
電報って、こういう使い方があるのか
とその時は思いました。

 

NTTの電報取扱量は減少していても、
民間企業の電報取扱量は
増加傾向にあるようなのです。

 

佐川急便は、2017年に、
電報類似サービス「VERY CARD」を
展開していた株式会社ヒューモニーを
傘下に入れ、

 

現在、電報便に力を入れているようです。

 

「VERY CARD」はもともと、
主に法人向けサービスとして
成長してきたようで、

 

佐川急便の方向性と共通する部分が
多かったのでしょうね。

 

NTTの電報よりも安い設定に
なっているようで、

 

最大350文字で1通1,040円(税抜き)から。

 

これを普通の紙のDMと比較したら、
かなり高いので、

 

「DM販促」といっても、
先ほどの新聞広告にあったように、

 

大切なお客様への「DM販促」
としての利用でしょう。

 

そうすると、CRM活動の一環。

 

ダイレクトマーケティングの考え方で
いえば、選ばれたお客様を
対象とする時に利用するもの。

 

と、想像できるのですが、

 

飛脚電報便は、既に上場大手含む
3万社が利用中であると、
佐川急便のサイトにはあります。

 

祝電、弔電、昇進、開店、受賞などの
利用はシーンは想像できますが、

 

電報の「DM販促」の具体例を
知りたいところです。

 

メールや紙のDMに比べたら
圧倒的に開封率が高いでしょうし、

 

それに伴いレスポス率も高いはずです。

 

しかし、電報ですよね。
どんなクリエイティブが考えられるか?

 

そうはいっても、メッセージと
せいぜいQRコードくらいでしょうね。

 

そして、急いで届く案内である
という条件。

 

この条件で何が考えられるか?
ゆっくり考えてみたいと思います。

 

とりあえずは、売り込み情報無しの案内
にした方がいいでしょうね。

 

 

売り込み情報一切無しのDMが心に響くCRMとなる!

 

 

電報仕様の、紙のDMをつくれば、
自由度が高くなると思いつきました。

 

DMの企画として、電報仕様の
クリエィティブというのも
1つの手かもしれません。

 

電報の「DM販促」というのは
新たな発見でした。

 

デジタルとアナログの組み合わせ施策の
成功例をこのブログでも
紹介させてもらいました。

 

人はアナログな存在ですから、
人を相手にするには、
デジタルだけでは限界があります。

 

電報の「DM販促」について、
新たな情報があったら、
また報告させていただきます。

 

電報仕様の、紙のDM、
この企画、御社でやりませんか?