2019.3.26 ozawa

マーケティングの歴史を辿ってみました【01】マーケティング概念の開花

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日は、昨日の前置きを受けて、
マーケティングの歴史を振り返ってみます。

 

マーケティングはなぜ生まれたのか?
誰が考えだしたのか?

 

当たり前のように使っている
マーケティングという言葉。

 

始まりを見てみましょう。

 

マーケティングは20世初頭の
アメリカで生まれたといわれています。

 

イギリスではじまった産業革命によって、
製品を大量生産できるようになり、

 

同時に、アメリカ全土に鉄道と通信網が
発達し市場が拡大。

 

アメリカ全土が市場となり、
その市場で売るための方法論が必要となった。

 

ここから、マーケティングという言葉が
使われるようになったようです。

 

イギリスのような植民地を持たない
アメリカは、製品の販売は国内に
限られていたことから、

 

国内需要を高める方法と、
効率的な販売方法を工夫する必要が生じ、

 

それが、マーケティングの概念を
誕生させたようなのです。

 

マーケティングの元祖といわれているのが、
研究者のA.W.ショーです。

 

1912年に発表した論文
「市場流通における若干の問題」で、

 

「市場等高線」の概念を提示し、
市場で需要を作り出すには、
市場分析が必要であると説いたそうです。

 

もう1人、市場の研究は、商品研究
同様に重要であると説いたのが、
元社員のR.S.バトラー。

 

1910年にマーケティングに関する
教材を作り出し、大学でも講義を開いています。

 

違う情報がいくつかあるのですが、
1905年には、大学で、

 

「The Marketing of Product」
などの、マーケティング
の言葉入ったか科目が開講しています。

 

これがもっとも早い、
マーケティングの登場かもしれません。

 

いずれにしろ、時代の要請を受け、
市場研究の学問的な位置づけとして、
スターとしたようなのです。

 

調べる限り、この時期に、
いつくもの大学で、マーケティングの
研究が始まっています。

 

急激に拡大した生産能力に対し、
それをどやって効率良く販売するか
その理論が必要となったのでしょう。

 

この当時、アメリカ全土に鉄道と
通信網が発達したとありましたが、

 

どのように消費者に製品の存在を
知らしめたのだろうという
疑問が浮かびます。

 

通信網ということで、電話網が
発達していたことは分かります。

 

1906年には、太平洋横断の海底ケーブル
まで布設した記録がありました。

 

新聞・雑誌の広告収入は1890年代以降
急激に伸びたようなので、

 

新聞・雑誌の広告媒体は
既にあったことになります。

 

ラジオ放送の始まりは1920年代なので、
ラジオはこの時代には無かったことに。

 

テレビはその後なので、当然無かった
ことになります。

 

郵便は、日本でも1871年に郵便制度が
スタートしているので、既にあった。

 

それどころではなく、アメリカでは
当時、DM(ダイレクトメール)も
始まっていた。

 

「クーポン」「キャンペーン」という
オファーの考え、

 

「無料お試し」キャンペンも、
A/Bテストもあったようです。

 

このブログでも取り上げましたが、
A/Bテストは現在でも、
方法論が紹介されています。

 

100年以上、同じことをやっているのか
と考えるとがっかりですが、

 

100年の間に、マーケティング理論が
発達して、その内容も変わってきた
のだと思います。

 

DM(ダイレクトメール)があっても、
この当時に、ダイレクトマーケティング
の考え方はありません。

 

大量にDM(ダイレクトメール)を
発送していたのだろうと想像できます。

 

マーケティングの始まりは、
大量生産される製品を販売するために、
市場を研究するところから始まりました。

 

市場とは、製品を必要としている人がいて、
その価値が認められ交換する場。

 

メーカーと市場をつなぐための
表現として、販売や貿易という言葉では
言い表すことができず、

 

「market」に「ing」を付けた
「marketing」という新しい言葉が
発明されたようなのです。

 

ingとは「〜しているところ」ですね。
市場を静止しているものではなく、

 

動きのあるものとして把握しようという
試みだったのかもしれません。

 

当時の学問としてのマーケティング
の内容を知りたいところですが、

 

この後、マーケティングがどうなって
いくのかを、見ていきたいと思います。

 

なんとなく、「marketing」と
表現せざるを得ない気持ちが分かりました。

 

いかがでしたでしょうか?