2018.12.13 ヂヤンテイ君

インターネット広告の歴史を辿ってみました【03】メディアレップ

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日も、日本のインターネット広告
の歴史を辿ってみます。

 

昨日最後に触れた
メディアレップについてです。

 

日本のインターネット広告の歴史
記事の最初で、

 

日本のインターネット広告の始まりとなった、1996年7月のYahoo! Japan
バナー広告を紹介した際に、その頃、Yahoo! Japanの広告枠を仲介するメディアレップとして、サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が、電通とソフトバンクの合弁で誕生。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)もこの年の12月にでき、インターネット広告が動きだしたよう。

 

こう記載しました。

 

サイバー・コミュニケーションズは、
よく耳にする会社ではありますが、

 

メディアレップの存在については、
正直に言いますと、不案内でした。

 

ネット広告は、サイバーエージェント
のようなネット広告代理店が
扱っているものと考えていたのですが、

 

ネット広告代理店以外で、
広告枠を扱う役割があることを
知りませんでした。

 

日本のインターネット広告の始まりとなった、
1996年7月のYahoo! Japan
バナー広告も、

 

サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が
取り扱っています。

 

サイバー・コミュニケーションズ(CCI)は、
調べると、現在、電通の完全子会社。

 

サイバー・コミュニケーションズ(CCI)の後、
すぐにできた

 

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は
現在、博報堂DYホールディングスの子会社
なので、

 

インターネット広告が始まる時に、
電通と博報堂が、

 

インターネット広告の成長をにらんで、
または、広告枠、主導権を確保するために
すかさず、成立させたイメージです。

 

また、言葉にこだわってしまいますが、
「メディアレップ」の「レップ」
とは何か。

 

レップはrepresentativeの略のようです。

 

米国では「Manufacturer’s Representative」
「Sales Representative」という
ビジネスの役割があり、

 

これらを略して、レップと呼ぶようで、
販売代理人のような意味。

 

米国ではこのうような代理販売のシステムが
確立されているようで、

 

日本の販売代理店とは、
少し違うシステムのようです。

 

ということで、
メディアレップは、広告枠をの卸売り
を行う代理店のこと。

 

WEBメディア(媒体)の広告枠を
持っているのがメディアレップで、

 

WEBメディア(媒体)と広告代理店
の間で、広告代理店の要求に応じて
広告枠を提供する役割のようです。

 

広告枠を仕入・販売を行う、
広告枠の販売窓口。

 

広告代理店が、
広告主側の存在であるのに対し、
メディアレップは、媒体側の存在。

 

メディアレップも広告代理店ではあるが、
広告枠を持っているのが、
一般の広告代理店との違い。

 

このように理解するもの
のようです。

 

日本の代表的なメディアレップが、
先に紹介したこの二社。

 

サイバー・コミュニケーションズ(CCI)
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)

 

インターネット広告が始まった
頃からずっと、その地位を保持している
ということですね。

 

フリーマガジンを発行していた時に、
広告枠を埋めるために、
広告営業で奔走していました。

 

そんな時に、代理で広告枠を
販売するという業者が現れ、
広告を販売してもらったことがあります。

 

これもある意味では、
レップ機能だったのだと、
思い出しました。

 

経験したから分かりますが、
毎月の広告枠を埋める仕事は、
本当に大変でした。

 

大変な業務であるからこそ、
それを専門にして代理で行う
仕事が存在する。

 

メディアレップはそういう
存在なのでしょう。

 

となると、
WEBメディア(媒体)にもよる
でしょうが、

 

WEBメディア(媒体)が直接
広告枠を販売しているのでしょうし、

 

販路拡大のために、
メディアレップを利用する
という構造が想像できます。

 

今週のこの記事で触れましたが、

 

インターネット広告の仕組みを辿ってみました。

 

Yahoo!のバナー広告から
インターネット広告が始まり、

 

その後、アドネットワーク、
アドエクスチェンジ、
DSP、SSPのアドテクの時代になります。

 

ここまでの流れによると、
メディアレップは、広告配信側の

 

プラットフォームである
DSPと密接な関係にあることになります。

 

これを念頭に、現在の
CCI会社案内サイトを見てみました。

 

「サービス」ページを見る限り、

 

「媒体社様向けソリューション」
「広告主・広告会社様向けソリューション」

 

大きく二つに分かれ、

 

媒体社向けのサービスだけでなく、
広告主・広告会社向けのサービスも
充実しています。

 

「広告枠販売」という業務は
変らないのでしょうが、

 

そこに付随するあらゆる業務を
行っているように見えます。

 

アドテクノロジーの登場によって、
求められるソリューションも変わった
のでしょう。

 

アドテクノロジーの開発も
行っているようなので、

 

アドテクノロジー専門会社と、
広告代理店と、
メディアレップの関係が、

 

広告枠の扱いという意味で、
どうなっているのかを
知りたいところです。

 

日本のインターネット広告
の歴史を振り返る時に、

 

メディアレップの存在を
抑えておく必要があるなと思い、
調べてみました。

 

一昨日の記事で、2002年頃の
「リスティング広告」まで
振り返りましたが、

 

この後の歴史を辿る際に、
メディアレップの役割が
不案内のままでは、理解が不十分に
なるのではないかとも思ったからです。

 

なにしろ、メディアレップは、
インターネット広告の4大プレイヤー
だということですから。

 

●広告主
●広告代理店
●メディアレップ
●WEBメディア(媒体)

 

この企業が携わって、
インターネット広告が出来上がる
ようです。

 

広告クリエイティブ、デザイン会社も
プレイヤーに入れてほしいところですが、

 

おそらく、広告代理店の役割に
含まれるのでしょうね。

 

また、現代のメディアレップの
業務を見る限りは、

 

クリエイティブも分析対象なので、
メディアレップや、アドテク専門会社の
業務にもなっているとも想像できます。

 

メディアレップのことが
多少なりとも分かったところで、

 

2003年以降の、
インターネット広告の歴史に
戻りたいと思います。