2018.12.5 ヂヤンテイ君

動画も縦のまま視聴する、縦型動画広告の時代がやってきた!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

今週のこのブログは、
動画の話になっています。

 

動画といっても、
インターネット動画です。

 

先週末に「YouTubeストーリー」が
公開され、

 

縦型動画のことが気になったのですが、
Instagramストーリー、TikTokも含めて、

 

現在の人気動画サービスが
縦型になっていることに気づきます。

 

自ずと、インターネット動画広告も
縦型になっていくことになり、

 

少し調べただけでも、縦型動画広告の
話題がにぎやかです。

 

ANAGRAMS:Google 広告で縦型の動画広告が利用可能に:モバイルユーザーの視聴環境に合わせて最適な動画サイズを(2018.10.9)

 

カルテットコミュニケーションズ:YouTubeの新広告「縦型の動画広告」が発表されました(2018.10.12)

 

MarkeZine:LINE、全画面再生が可能な縦型動画広告「バーティカルフォーマット」をリリース(2017.11.16)

 

日経トレンディネット:Facebookもインスタも 広告動画は“縦型”にシフト(2017.8.8)

 

 

縦長動画広告の話に行く前に、
ふと気づいてしまったのですが、

 

いつもの間にか、
Instagram投稿写真が
縦長になっています。

 

Instagramの投稿写真は、
正方形にトリミングされたので、
やや違和感があったのですが、

 

いつの間にか、長方形もOKになっている。

 

調べると、2015年の8月からで、
私がInstagramに投稿していたのは、
2013年~2014年でした。

 

かなり古い話となってしまい、
申し訳ございません。

 

今では仕事として、Instagramを
眺めていますが、

 

長方形の写真が混ざっていることに
気づかなかったというか、

 

当たり前のように、
受けとめていました。

 

iPhone の画面が、大きく長く
なっていったのに、
Instagramも、対応していったのでしょう。

 

縦型動画が増えたのも、
スマホ視聴向けに最適化した
ことが理由。

 

米国の今年(2018年)の調査ながら、
デジタル動画閲覧者の78.4%が
モバイル端末で視聴しているそう。

 

動画は、PCで視聴するのではなく、
モバイル端末で視聴する
ということで、

 

確かに、自分も動画は、
スマホかタブレット
でしか視聴していません。

 

SNSとなったら、仕事以外では、
スマホでしか利用しません。

 

若い世代であればあるほど、
この傾向は顕著となり、
PCよりも圧倒的にスマホでしょうし、

 

動画が縦型になってきたのも
納得できます。

 

スマホでYouTubeを視聴する時は、
縦長にしたまま、横長の小さな画面で
動画を視聴しますが、

 

大きくして視聴したい時だけ、
スマホを横にして、フルスクリーンの
横長画面で見ます。

 

しかし、周りの人に聞いてみると、
スマホの画面を縦方向にロック
している人も多く、

 

縦にしたまま見る人が多い場合、
YouTubeの横型動画広告は、

 

縦画面のフルスクリーン動画広告
と比べる、訴求力が落ちると
言えるでしょうね。

 

縦型動画広告が増えてきているのは、
こういう理由が考えられ、

 

YouTubeも3年前から、
縦型動画を縦型のまま
フルスクリーで表示できるようになり、

 

今年はストーリー機能を追加し、
縦型動画に対応し、流れに乗ってきた
と言うことができます。

 

スマホの縦横切り替えをする人にも、
縦型動画なら、持ち替える必要が
ないですね。

 

縦型動画広告は、それまでの
横型動画広告と比べ、

 

完全視聴する人が多いという
情報もありました。

 

理由はよく分かりませんが、
これまでの動画広告と言えば、
YouTubeのインストリーム広告。

 

スキップできるから、完全視聴にならず、
最近のストーリーズ動画広告は15秒
なので、完全視聴される率が
アップしているというところでしょうか?

 

これも、米国の調査です。
今回は昨年(2017年)のものですが、

 

縦型動画を視聴してもらった方への
アンケート結果がおもしろいです。

 

回答者の69%は「縦型動画広告は、モバイルにおける押し付けがましい広告体験を減少させる」と回答。

 

従来の横型動画広告は、
押し付けがましいと
感じられていたことが分かります。

 

これも、YouTubeの
インストリーム広告が原因の1つ
のような気がしますが。

 

縦型動画を初めて視聴した回答者の85%が、「縦型動画は通常の横型動画よりソーシャルメディアにフィットする」と回答。

 

SNSのフィードの一部が
広告動画になっているよりも、

 

フルスクリーンで短い動画広告は
潔いという感じでしょうか?

 

押し付けがましさの減少にも
話が通じますね。

 

ネット広告は、ユーザーに寄り添う
ものとなる方向性なので、
縦型動画も1つの回答なのかもしれません。

 

そして、
縦型動画広告は没入感のある
体験を届けられると、
いくつかのWEBサイトに情報がありました。

 

この意味を推測すると、
まずは、フルスクリーン広告が
縦型動画広告の前提である
ということでしょう。

 

横型動画広告も、スマホを
持ち替えれば、フルスクリーンに
なりますが、

 

広告を視聴するために、わざわざ
スマホを持ち替える人は
少ないと想像できます。

 

また、人物に限ったことですが、
縦型画面だと、左右がトリミング
された状態となり、際立ちます。

 

対面しているような感じに
なるのですね。

 

それも没入感につながるのかも
しれないと感じました。

 

最後に、イスラエルのフォードの
スマートフォン用Web動画です。

 

横型、縦型を巧みに利用した
動画広告で、
なるほどなあと思いました。

 

 

これからの時代、
縦型動画広告にすれば良い
という訳でなく、

 

横型、縦型の良さをしっかり
把握しているクリエィティブが
求められるのかもしれません。

 

1年前、動画制作会社のサイトを
調査していたのですが、

 

縦型動画をサービスメニュー
に表記していた会社は1社のみでした。

 

今年は、調べていただければ分かるように、
縦型動画に特化した
専用サービスサイトまで増えてきました。

 

たった1年で、縦型動画に対する意識が
変ってきたものと思えます。

 

まだまだ未知な部分も多い、
縦型動画広告、

 

また報告させていただきます。