2019.3.18 ozawa

名刺の一般的なサイズは55mm×91mmです!このサイズの理由とは?

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

当社、一般印刷物であれば、
ほとんどのものに対応できます。

 

この時期、広告用印刷物を除くと、
教材など、学校で新学期から使う
印刷物のご依頼が多くなるのですが、

 

名刺のご依頼を
いただく時期でもあります。

 

お客様のご要望に対応しているため、
名刺も封筒も、当社では対応させて
もらっています。

 

このところ、
お客様も外部のデザイン会社に
制作を依頼され、

 

そちらで作られた
印刷用のデータを御支給いただく
ことも増えてきました。

 

この間、あるお客様から
御支給いただいた名刺のデータが
あったのですが、

 

サイズが間違っていました。

 

61mm×94mmというサイズで
制作されていたので、

 

ネットに名刺のサイズとして
このサイズが紹介されているのかなと
調べてみたのですが、

 

見つけることができませんでした。

 

このサイズを数値で検索すると、
トレカ用のスリーブ
という商品がでてきます。

 

現在日本で一般的に使用されている
名刺のサイズは、

 

55mm×91mmが基本です。

 

これより大きいと、名刺ケースにも
入りませんし、

 

加工の現場では、このサイズしか
受け付けていない場合もあります。

 

市販の名刺フォルダーや名刺入れも、
このサイズを基準に作られているので、

 

ほとんどの名刺がこのサイズで
作られることになります。

 

そのため、
名刺を制作する場合は、
このサイズを基準にしてください。

 

印刷会社のスタッフであれば、
名刺サイズといえば、

 

55×91と頭に入っているほど、
名刺のサイズとしては最も一般的な
サイズだと言えます。

 

名刺制作の際、サイズの間違いが
起こらぬように、

 

今回、記事のタイトルにして、
名刺のサイズの認識を
広めようと考えました。

 

タイトルにしたら、55×91という
サイズが知れ渡るのでないかという
かすかな願いをこめてです。

 

ついでに、
様々なものサイズが分かるサイトを
発見しました。

 

サイズ.COM
https://www.sizekensaku.com/

 

名刺の他、規格サイズの紙、
封筒のサイズもあるので、
便利だと思います。

 

名刺のサイズが頭に入っていなくても、
ここですぐに調べることができます。

 

しかし、
名刺のサイズは、55mm×91mm。

 

これだけでは、ブログの記事として、
おもしろくないため、
名刺のサイズの話をもう少し続けます。

 

55mm×91mm以外のサイズの
名刺も、もちろんあります。

 

欧米名刺サイズ 51㎜ × 89㎜
欧米で一はこのサイズが一般的なようです。

 

女性名詞サイズ 49㎜ × 85㎜
ホステスさんなどが多用するもので、
角が丸くなっている名刺です。

 

印刷通販でも、この名刺に対応している
ところがあります。

 

しかし、対応していないところも
ありますので、

 

欧米名刺サイズや女性名詞サイズで
名刺を作る必要がある場合は、
確認した方が良いと思います。

 

女性名詞は、四隅を角丸にするため、
一般の名刺よりも料金が高くなります。

 

今回あらためて、名刺のサイズの
ことを調べてみたのですが、

 

55mm×91mmのサイズにも
由来があるようでした。

 

長辺が3寸=約91ミリ

 

尺貫法のサイズが起源のようです。

 

この長辺に対して、

 

短辺が1寸8分=約55ミリ

 

これで黄金比に近いようです。

 

人間が最も美しいと感じる比率、
黄金比(1:1.618)。

 

55÷91=1.654なので、近いことは
近いですが、厳密に言えば違いますね。

 

それでも、名刺のサイズは黄金比
を元にしていると言われているようです。

 

かなり前、黄金比サイズのDMを
制作したことがありましたが、

 

だからと言って結果に結びついた
ということはなかったと記憶しています。

 

また、
55mm×91mmの名刺には、
東京4号大阪9号という
呼び方があるようです。

 

さすがに当社も
名刺専門会社ではないため、
この呼び方は知りませんでした。

 

関東はでは「4号」が、
55mm×91mm。

 

関西では「9号」が、
55mm×91mmの名刺サイズの
規格になっているようです。

 

そのため、東京4号と大阪9号と
呼ばれているようなのです。

 

ここまでの説明は、ネットを調べると、
いくつか情報があるのですが、

 

どうして、こう呼ばれるように
なったのか理由が分かりませんでした。

 

当然、JIS規格などではありません。

 

ここからは、私個人の推理となりますが、
こんな小さなもの紙のサイズを

 

数字で表現していることから、
封筒を連想しました。

 

封筒にはよく耳にするサイズとして、
長3サイズや、角2サイズがあります。

 

そのため、封筒会社のサイトを
調べてみました。

 

封筒会社は、封筒だけではなく、
名刺、ハガキ、賞状など、

 

規格サイズのアイテムを主に
取り扱っているのです。

 

封筒会社で、大阪といえばハート!

 

まさにドンピシャでした。

 

ハート株式会社の
封筒・名刺サイズ表のページが以下。

 

ハート:封筒・名刺サイズ表

 

名刺の名称9号のところに
55×91とあります。

 

この会社の沿革を見ると、
創業は1935年頃の大阪、
田中名刺紙店としてスタートです。

 

封筒のハートの原点が名刺だったことを
私も初めて知りました。

 

それでは、東京です。
東京で封筒会社といえば、山櫻!

 

こちらもドンピシャ。

 

名刺のサイズ表記のページが以下。

 

山櫻:名刺

 

4号(55×91mm)という表記があります。

 

株式会社山櫻も沿革を調べると、
創業が1931年で東京銀座(木挽町)。

 

創業時は市瀬商店で、
業務内容が記されていないのですが、

 

その後、1948年に、
山櫻名刺市瀬商店に改組
とあります。

 

1951年には、
山櫻名刺 株式会社改称。

 

あの封筒の山櫻も、
名刺の会社であったことが、
うかがえます。

 

ハートの創業者・田中正夫さんは、
垂井名刺紙店(大阪・心斎橋)に
奉公した後に独立・開業とあるため、

 

大阪9号のルーツはもっと前
なのかもしれません。

 

東京4号のルーツも、山櫻より
前の可能性もありますね。

 

いずれにしろ、東京と大阪で
別々のサイズ規格の名称がある
ということで、

 

ハートと山櫻が、この名称の流布に
大きく貢献したことは
間違いないのではと思います。

 

ハートの名刺の名称の中には、
「商店2号」(70×112)という
名刺もあります。

 

何かしらの由来があって、
こういう名称になったのだと思いますが、

 

今でも残っているというのが
おもしろいですね。

 

印刷業界は歴史のある業界で、
長い歴史の中で、様々な知恵が
詰まっている業界でもあります。

 

携わっている者でも知らないことが
たくさんあり、

 

名刺のサイズ1つで、こんなに
情報があることも知りませんでした。

 

ここのところ、印刷知識のネタが
少なかったのですが、

 

自分たちが当たり前としていることも
調べてみると、知らなかったことが
まだまだあることが分かりました。

 

また、発見があったら
情報共有したいと思います。