2022.10.19 ヂヤンテイ君

名刺の一般的なサイズは55mm×91mmです!このサイズの理由とは?【再投稿】

 

本記事は2019年3月18日に初回投稿した記事を再投稿しています。

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスです。

 

この時期、広告用印刷物を除くと、教材など、学校で新学期から使う
印刷物のご依頼が多くなるのですが、名刺のご依頼をいただく時期でもあります。

 

お客様のご要望に対応しているため、名刺も封筒も、弊社では対応しております。
近頃、お客様も外部のデザイン会社に制作を依頼され、
そちらで作られた印刷用のデータを御支給いただくことも増えてきました。

 

この間、あるお客様から御支給いただいた名刺のデータがあったのですが、
サイズが間違っていました。

 

61mm×94mmというサイズで制作されていたので、
ネットに名刺のサイズとしてこのサイズが紹介されているのかなと
調べてみたのですが、見つけることができませんでした。

 

このサイズを数値で検索すると、トレカ用のスリーブという商品がでてきます。
現在日本で一般的に使用されている名刺のサイズは、55mm×91mmが基本です。

 

これより大きいと、名刺ケースにも入りませんし、
加工の現場では、このサイズしか受け付けていない場合もあります。

 

市販の名刺フォルダーや名刺入れも、このサイズを基準に作られているので、
ほとんどの名刺がこのサイズで作られることになります。

 

そのため、名刺を制作する場合は、このサイズを基準にしてください。

 

印刷会社のスタッフであれば、名刺サイズといえば、
55×91と頭に入っているほど、名刺のサイズとしては最も一般的なサイズだと言えます。

 

名刺制作の際、サイズの間違いが起こらぬように、
今回、記事のタイトルにして、名刺のサイズの認識を広めようと考えました。

 

また、様々なものサイズが分かるサイトを発見しました。

 

サイズ.COM
https://www.sizekensaku.com/

 

名刺の他、規格サイズの紙、封筒のサイズもあるので、便利だと思います。
名刺のサイズが頭に入っていなくても、ここですぐに調べることができます。

 

しかし、名刺のサイズは、55mm×91mm。

 

これだけでは、ブログの記事として、おもしろくないため、
名刺のサイズの話をもう少し続けます。

 

55mm×91mm以外のサイズの名刺も、もちろんあります。

 

欧米名刺サイズ 51㎜ × 89㎜、欧米で一はこのサイズが一般的なようです。

女性名詞サイズ 49㎜ × 85㎜、ホステスさんなどが多用するもので、
角が丸くなっている名刺です。

 

印刷通販でも、この名刺に対応しているところがあります。

 

しかし、対応していないところもありますので、
欧米名刺サイズや女性名詞サイズで名刺を作る必要がある場合は、

確認した方が良いと思います。
女性名詞は、四隅を角丸にするため、一般の名刺よりも料金が高くなります。

 

今回あらためて、名刺のサイズのことを調べてみたのですが、
55mm×91mmのサイズにも由来があるようでした。

 

長辺が3寸=約91ミリ
尺貫法のサイズが起源のようです。

 

この長辺に対して、短辺が1寸8分=約55ミリ
これで黄金比に近いようです。

 

人間が最も美しいと感じる比率、黄金比(1:1.618)
55÷91=1.654なので、近いことは近いですが、厳密に言えば違いますね。

 

それでも、名刺のサイズは黄金比を元にしていると言われているようです。

 

かなり前、黄金比サイズのDMを制作したことがありましたが、
だからと言って結果に結びついたということはなかったと記憶しています。

 

また、55mm×91mmの名刺には

 

東京4号と大阪9号という呼び方があるようです。

 

さすがに当社も名刺専門会社ではないため、この呼び方は知りませんでした。

 

関東はでは「4号」が、55mm×91mm。
関西では「9号」が、55mm×91mmの名刺サイズの規格になっているようです。

 

そのため、東京4号と大阪9号と呼ばれているようなのです。

 

何かしらの由来があって、こういう名称になったのだと思いますが、
今でも残っているというのがおもしろいですね。

 

印刷業界は歴史のある業界で、

長い歴史の中で、様々な知恵が詰まっている業界でもあります。
携わっている者でも知らないことがたくさんあり、

 

名刺のサイズ1つで、こんなに情報があることも知りませんでした。
ここのところ、印刷知識のネタが少なかったのですが、

 

自分たちが当たり前としていることも調べてみると、知らなかったことが
まだまだあることが分かりました。

 

また、発見があったら情報共有したいと思います。