2018.9.17 ozawa

「利己的な遺伝子」からの「無用の用」。役割を考えよう。

 

印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

昨日の、
樹木希林さんの訃報。

 

全身のがんであることを公表しながらも
仕事を続け、テレビでインタビュー
を受けていたりするのを観ていたので、

 

がんという病のイメージが変わりました。
がんになっても、仕事ができるのだなと。

 

私が子どもの頃は、何と言っても
ドラマ『寺内貫太郎一家』。

 

30代でおばあちゃん役。
沢田研二のポスターを眺めて
「ジュリーィィィ!!」。

 

これを観るために、
ドラマを観ていたようなものです。

 

母親が、
「あの人は、あのような役をやっているけど、
悠木千帆というきれいな芸名なんだよ」

 

そんなことを教えてくれたのを
思い出します。

 

当時はまだ悠木千帆でした。

 

樹木希林さん、病と向き合い、
「身体は借り物だから」
と仰っていたそうです。

 

身体は自分のもののように
勘違いしているけど、
本当は神様から借りているだけ、
だから、使ったら返さないと。

 

そんな内容だったようです。

 

身体は自分のものではない
という考え、

 

樹木希林さんの話の趣旨とは
まったく違うと思いますが、

 

リチャード・ドーキンス
『利己的な遺伝子』
を思い出します。

 

生物は遺伝子の乗り物に過ぎない
という概念です。

 

人が異性を好きになるのも、
結婚するのも、
遺伝子を残すため、

 

利己的な遺伝子が、
人間の身体(個体)にそう
させている。

 

ものすごく簡単に言うと
こういう話なのですが、

 

あくまでも概念であって、
遺伝子が利己的であるからこそ、
生物は利他的な行動をとるのだ
という、

 

利他的な行動を説明するために
行き着いた考えだったようです。

 

ちょっと難しい話ですが、
樹木希林さんの話もそうで、

 

自分の身体とか自分について、
客観的に考えることができると、
少し楽な気持ちになりますね。

 

どうして、
こういう話に、敏感かといいますと、

 

先日のテレビで、
「無用の用」という言葉が
紹介されていたからです。

 

役に立ちそうもないと思われるものが、
実は大きな役割を果たしている。

 

老荘の思想(老子・荘子)です。

 

テレビでは、
樗木(おおてき)さんという苗字の方が、

 

樗木は「ちょぼく」とも読み、
役に立たない木。無用なもののたとえ
に使われることから、

 

苗字の由来を探る
とういう内容でした。

 

樗は日本名、ニワウルシ。
葉は揉むと臭い匂いがし、
幹は中がスカスカ。

 

テレビはで植物として、
樗木がいかに役に立たないかを
紹介した後に、

 

「荘子」の中に樗の木の話がある
ことを紹介します。

 

樗の木を見た人が、
役に立たない木と言うと、

 

荘子は大きく育つからこそ木陰を作り
人に休息を与える存在になると
言い返した。

 

見方を変えれば、新しい価値が
見いだされる。

 

これを荘子は
「無用の用」と唱えた。
ということです。

 

世の中に無用なものは無い
ということにもなるでしょう。

 

雑草だって、人間から見たら雑草
かもしれませんが、
ちゃんと役割を持っています。

 

会社も生き物だとすると、
会社として成立している限り、
しっかりと役割を持っている
ということで、

 

それが何なのかを見極め、
育んでいく必要があるという
ことですね。

 

そのために、会社の遺伝子
のようなものを
見極める必要が
あるのかもしれません。

 

変化の激しい時代に、
変化に順応していくことも
重要ですが、

 

存在意義を明確にできた
会社や個人ほど
強いものはないと思います。

 

ブログを継続しようと考えたのも、
そんなこんなを
確かめる目的も
あったからなのです。