2019.4.25 mr. unknown

気になるCDやレコード、フライヤーなどのアートワーク(デザイン)と印刷・加工について vol. 3

 

 

こんにちは、制作部の某Aです。

 

第3回目は最近入手した

Visualizing the history of FUGAZI” Fanzineについて書きます。

 

 

FUGAZIとは

 

アメリカの、PUNK/harDCoreをベースとした

アンダーグラウンドミュージックシーンのバンドの中に

FUGAZI(フガジ)という偉大なbandがいます。

 

 

どういうバンドなのか、

何がどう偉大なのか、

という話は各々ググっていただくか、

wikipedia等を参照して頂ければと思います。

ここでは参考にLive動画だけ貼っておきます。

 

サイコー!

 

 

“Visualizing the history of FUGAZI” Fanzineとは

 

“Visualizing the history of FUGAZI” Fanzineは、

ワシントンDCに住むデザイナー、“Carni Klirs”さんが、

87年の最初のライブから、活動休止する2003年までの全ライヴ情報をまとめたアーカイヴウェブサイト、“Fugazi Live Series”の中から、情報を抜粋しインフォグラフィック化したFanzineなのです。

 

 

そもそもFanzineって何なの?

という方に向けて簡単にご説明しますに、

“ファン(Fan)”が作成するマガ“ジン”(Maga“zine”)、

それを省略した造語で、wikipediaには

ファンが集まって評論・創作などを載せる雑誌」とあります。

日本風にわかりやすく言い換えますと、

同人誌といえばわかりやすいでしょうか。

 

 

要は、ワシントンDC在住のFUGAZI大好きデザイナーが、

文字ばかりのFUGAZIのアーカイブサイトを

図形や地図を駆使しデザインし、

Fanzine(今回は正確には冊子ではなくNewsPaper風)に

仕上げた、ということなんです。

 

 

 

で、コチラが実物なのですが

新聞より一回り小さいくらいかな、

といったところで結構な大きさです。

カラープリンタっぽい仕上がりなんですけど、これどっちなんでしょうね。

ちょっとルーペで確認してないのでなんとも言えないのですが

フルカラー画像の光沢具合は、プリンタ出力ですね、と。

 

デザインについて言えば、どのページも素晴らしいクオリティです。

Carni Klirsさんのサイトで全ページのグラフィックを見ることができますので是非見て頂きたいです。

パステルカラーを基調とした非常に上品な仕上がりとなっています。

 

 

ちなみにこれ、

Bandから依頼を受けてやっている訳じゃないんですよ。

Carni Klirsさんが作りたくて、

進んでこんなめんどくさいデザインのものを

作っているんです。

本当によくやるなぁ、と感心します。

 

 

 

各メンバのFamily Treeは、

なんだか見にくい感じはありますが、

よくこんな細かい作業やるなぁ、と

FUGAZIへの情熱に、シンパシーを感じずには

おられません。

 

 

Carni Klirsさんのサイトには

各グラフィックデータ作成の際に使用した

アプリケーションも記載しており、

このファミリーツリーはindesignで

作成されている様ですがillustratorではないのか、と

驚きました。

 

ちなみに送料込みで

だいたい2000円ちょっとで購入できますので、

お好きな方、1部メールオーダしてみては

いかがでしょうか?

 

最後に

 

弊社ではこういったFanzineの印刷も

もちろん請け負っております。

特色や用紙で凝ったスペシャルなFanzineを

つくってみませんか。

 

そして弊社では近々、

こういったページものに特化したサイトも公開予定です。

あなただけの思いを詰め込んだ、

熱い一冊を作る手助けをいたします。

ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

このblog内で使用した画像は以下のサイトから引用させて頂きました。