2019.3.23 ヂヤンテイ君

あなたが見ているバナー広告は、AI(人工知能)がつくっています!

引用:電通報:「AIのバナー広告自動生成」のタネ明かし!?(2018.8.20)より

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

そろそろ、マーケティングと
AI(人工知能)の関係について、

 

本格的に調べてみようと、
本日WEB検索していたところ、

 

広告業界におけるAI活用の
情報に触れることになり、

 

更には、AIがバナー広告を
自動でつくっているという
情報を見つけ、驚きました。

 

NISSEN DIGITAL HUB:人工知能が広告を自動生成する仕組みとは【広告業界の仕事は奪われるのか】(2019.3.19)

 

デザインのみなら、
広告のキャッチコピーコピーまで
AIがつくっている、

 

しかも試作品を1,000つくり、
AIが自らCTR(クリック率)の
予測を行い、

 

20本程度の試作品を選ぶ。

 

これは未来の話ではなく、すでに多くの消費者がみている広告の裏側で起きていることである。

 

試運転段階の話ではなく、
もう既に我々が目にする
バナー広告の中には、

 

AIがクリエイターの広告が
出回っているということです。

 

このAIクリエイターは、

 

電通のACM
「ADVANCED CREATIVE MAKER(アドバンストクリエーティブメーカー)」

というツールのようです。

 

以下の記事に、このAIクリエイター
の情報がありました。

 

電通報:「AIのバナー広告自動生成」のタネ明かし!?(2018.8.20)

 

このツールの概要を説明した
動画がありますので、
まずはご覧になってください。

 

動画は記事に埋め込まれているため、
記事ページでないと
閲覧できないよになっています。

 

どうやってACMが広告を作るのか?

 

業種やキーワードなどをテキストボックスに入力し、商品画像やロゴデータなどをアップロード。

 

キャッチコピーをAIコピーライターのAICOが自動生成した候補から選んでチェックし、「生成する」のボタンをクリックすればOK。それだけでバナー広告の全自動生成が始まります。

 

さすがに商品画像の撮影までは
やってくれないようですが、

 

いくつかのキーワードと、
必要な素材データを与えると、

 

AIコピーライターのAICO
キャッチコピーを自動生成。

 

このAIコピーライターのAICOは、
新聞記事を書いたり、
小説を書いたりもできるようです。

 

自動生成されたキャッチコピーを
AICOが審査し選び、
「生成する」ボタンで、

 

画像素材、レイアウト、色などの
クリエイティブ要素と組み合わせて
いくようなのですが、

 

何しろAIなので、
クリエイティブ要素と
CTR(クリック率)との
関係性から導きだす。

 

すなわち、
クリックされやすい組み合わせを
大量に生成するようです。

 

その数、なんと数千〜数万枚。

 

人間がやっていたら多くても
数十種のパターンくらいしか
できないでしょう。

 

ACMは二つのAIを搭載している
そうなのですが、

 

ここまでが1つ目のAIが担当。

 

このあと、2つの目のAIが、
出稿すべきバナー広告を
選別するようです。

 

とにかく生成するAIがあり、
その後で、別のAIが選別する。

 

学習している内容が違うのでしょう。

 

AIがCTR(クリック率)を予測し、
効果が高いと予想される
バナー広告からリスト化。

 

ここでやっと人間が登場し、
上位の中から良さそうなものを選ぶ。

 

最後の最後にデザイナーが登場し、
デザイナーの目で確認。

 

そして必要に応じて修正し、
フィニッシュワーク。

 

デザイナーは作業しないので、
クリエイティブディレクターの立場
ですね。

 

実際に、ACMがつくったバナー広告が
紹介されているので、

 

先ほどの記事を下の方までスクロール
してみてください。

 

デザインは、やはり最後に
人間が手を加えた方が良いなあと
感じましたが、

 

キャッチコピーはおもしろい
と感じました。

 

1人のコピーライターがこれだけの
コピーを考えるのは大変でしょう。

 

実際に、当社でも
デザイン案をいつくつかつくり、
社内で検討したり、

 

お客様に提出して選んでもらったり
するのが日常ですが、

 

ACMの考え方は、デザイン案を
つくるプロセスの中に、

 

反復的な作業があれば、
自動化してしまおうという
発想のようです。

 

面倒な作業をAIに任せると、
人間はもっとクリエイティブに
専念できるということ。

 

もっと大事な判断や新しい発想を必要とする領域にエネルギーを注げるようになります。

 

また、キャッチコピーが
ユニークだったように、

 

AIから着想が生まれる
こともあるとのこと。

 

人が気付かなかった表現と効果の関係性をAIが見つけたり、AIが生み出した新鮮な切り口を参考に、新しい表現にたどり着くということもあるかもしれません。

 

我々も効果が期待できるものを
常に作っているのですが、

 

本当に結果をだすかどうかは
半信半疑なところもあります。

 

そのため、ある程度のところまでを
AIが導くというのも1つの
方法なのかなと思いました。

 

人間は、AIができないことを
やれば良いのだから。

 

しかし、そんなにのんびりできないのは、
AIはどんどん学習していき、
精度が上がっていくこと。

 

「アート」と「サイエンス」の
融合がこれからの経営に必要だ
という話をよく耳にします。

 

AIクリエイターは
感覚的な判断までもできますが、

 

あくまでも、
「サイエンス」なのだと思います。

 

それでは「アート」って何だ?
と、ここを真剣に考える必要が
あるようです。

 

すごい時代になってきたなと
思いますが、

 

おもしろくなってきたぞと
思いたいですね。