2019.7.7 ヂヤンテイ君

選挙はマーケティング視点からの学びがあります!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

参院選が4日公示され、
選挙戦がスタートしましたね。

 

21日の投票日まで、
街にでると、選挙カーや選挙演説に遭遇
することも多くなると思います。

 

とても忙しく、超過労働だった若い頃は、
投票に行くのが精一杯で、

 

選挙戦はニュースを横目で見る程度、
選挙に関心を向ける心の余裕が
ありませんでした。

 

国民の一人として、それではいけない
ことは重々承知でも、

 

目の前の仕事を進めるしかない
人生の季節がありました。

 

そんな季節を経て、今は選挙戦が
おもしろくてなりません。

 

政治的な主張の対決、池上さんの
選挙特集テレビ番組的な興味として
おもしろいのですが、

 

最近は、マーケティングの観点からも
おもしろいなと思い選挙戦の情報を
ネットで集めています。

 

企業がネットでECサイトを始める場合、
マーケティング分析をします。

 

どんなに優れた製品やサービスであっても、
ECサイトがあれば売れるということは
ありません。

 

競合もいますし、お客様がどう感じるか
ということもあり、

 

マーケティングに基づいたロードマップ
が必要です。

 

選挙も、すばらしい思想、主張、政策案
があれば当選できる訳ではありません。

 

それをどう伝えて、共感を得るかを
検討することが、
すでにマーケティングです。

 

国民の代表を選ぶ時に、
マーケティングという言葉を使うのは、
心情として避けたい気持ちがありますが、

 

ネット選挙が解禁されてからは、
ますます、選挙手法も複雑となり、
戦略が重要になっているのは事実だと思います。

 

アメリカの大統領選は、
マーケティング業界のF1レースと
言われています。

 

最先端のマーケティング理論と、
マーケティング技術が集積された
選挙戦ということです。

 

ビジネスで活躍するマーケターや
エンジニアが参加しているそうで、

 

大統領選で、マーケティングの勉強が
大いにできます。

 

日本でも、6年前の参議院選挙の際、
ビッグデータが利用されていることが、
報道されました。

 

ネットから、その日、その日の国民の
関心事を読み取り、選挙演説のトークを
変更している。

 

そんなことが行われています。

 

NHK クローズアップ現代+:検証“ネット選挙”(2013.7.23)

 

選挙はとっくの前から、データドリブン
時代に入っていたということです。

 

このままでは、資金のある政党が
常に有利になってしまいそうですが、

 

こういうことが行われている
ということが分かれば有権者の
意識も変わっていきます。

 

データ分析は万能ではないからこそ、
マーケティングが必要なのだと思います。

 

社会に対する問題意識が高く、
立候補をしようと考えた若者がいたとします。

 

選挙準備金の問題は
クリアできたとして、
どこで演説をすれば良いのでしょか?

 

それを決めるためには、STP分析です。

 

既存政党の過去の得票結果があり、
支持層や組織票もあります。

 

有権者をセグメントするしかありません。
無党派層と呼ばれる、若い世代を
ターゲットにすることを決めたなら、

 

出馬する選挙区の中でポジショニングを
決めることによって、
選挙演説の場所が導かれます。

 

選挙演説をするなら、ネット中継をする、
または録画した動画をSNSにアップし、
共感が広がるようにするでしょう。

 

そのための、SNSマーケティングの
知識が必要になります。

 

ホームページも必要であり、
情報発信するオウンドメディアも
必要でしょう。

 

WEBマーケティングの知識全般が
必要になります。

 

選挙戦に参戦することを想像しただけで、
これだけのことがすぐにでてきます。

 

資金力のある政党は、大手の広告代理店
と組んで選挙活動しています。

 

また、選挙プランナーという方がいて、
候補者のサポートをすることもあるようです。

 

選挙ポスターのクリエイティグを
どうするか、キャッチコピーは?
と考えていくと、

 

総合的なマーケティング支援が、
選挙戦には必要ですね。

 

だらだらと書いてしまいましたが、
マーケティングという視点からも、
選挙戦から得るものがあると思います。

 

選挙戦の期間は、この辺のことを
記事にしていこうかと考えています。

 

どんな関心でも良いので、
選挙に関心を持ってもらうために。

 

かつて、仕事にかまけて選挙に無関心で
あった自分に対する反省のためにもです。

 

選挙戦を楽しみましょう!