2019.8.19 ozawa

麹町中学校、工藤勇一校長の教育改革から組織作りを学ぶ06

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日は、昨日の続きです。

 

「定期テスト廃止」「宿題廃止」
「クラス担任制廃止」など、
画期的な学校改革を進めている、

 

麹町中学の工藤勇一校長のインタビュー
記事の続きを見ていきます。

 

取り上げている記事はこちらです。

 

DAIAMOND online:「人は協力してくれない」と理解したときに、リーダーシップは生まれる(2019.8.17)

 

昨日までに、生徒に対する指導も、
上位目標を共有した上で、
権限を委譲していることが分かりました。

 

上位目標を実現するために、
相手とともに、よりよい結論を
創造する姿勢を徹底すれば、

 

生徒たちだけで、よりよい結論を
導きだすことができ、

 

その訓練を重ねることが、
「自律」した人を育てることになる
という内容でした。

 

生徒たちが、自分たちだけで対話を
重ねた結果、体育祭の学級対抗リレー
をやめたり、

 

合唱コンクールをやめたが話が
紹介されていました。

 

対話がうまくいかず、食い違いがあれば、
常に上位目標に立ち戻り、

 

上位目標を実現するためには、
どちらが良いのかと徹底的には
話し合うとあります。

 

教員の指導の時にもありましたが、

 

この対話ができるようになることこそ、
学校教育の目標であると、

 

工藤勇一校長は、
本気で考えているようです。

 

入試に合格するための知識や、
社会で活躍するためのスキルであれば、

 

今の時代、インターネットもあるし、
学校に来る必要はありません。

 

そのため、対話できる大人になって
もらうために、

 

あえてスティーブ・ジョブズの話を
するそうです。

 

スティーブ・ジョブズは嫌われ者だった。

 

自分の意見を曲げないので、
対話がものすごく下手な人であった。

 

しかし、ユーザーに対する思いや
仕事の目標が絶対にぶれなかった
ので、リーダーとして優れていた。

 

上位目標を忘れない、決して見失わない
という意味と同じように、

 

これが非常に大事なことであると
生徒に伝えるようです。

 

重要な内容なので、引用させて
いただきます。

 

対話力とは、対立を避けて平穏にコミュニケーションをとることではありません。むしろ、対立を恐れて、本当は納得していないのに、適当なところで折り合いをつけるのは、本当の意味で対話力があるとは言えません。そんな対話をしていると、いずれ後悔することがあるでしょう。

 

目標に照らし合わせて、譲るべきで
ないことは、安易に譲るようなことは
してはいないと指導しているそうです。

 

日本で、こういう指導は
今までなかったでしょうね。

 

すると、絶対に譲らないような生徒が
でてきて、対立する生徒と、

 

校長室で議論するようなことが
あるようです。

 

その場合は、根拠が薄弱だったり、
事実誤認だったりした時に口を挟み、

 

解決しない時はヒントを与えるようです。

 

上位目標と照らし合わせて、どっちの結論でも大差ないときには、ある件については譲るかわりに、別の件では押し通すといった「駆け引き」もできるようになります。ひらたくいえば、大人になるわけです。

 

あくまでも、上位目標と照らし合わせ、
駆け引きもできるように
しているようですが、

 

対立を恐れずに主張をする気持ちは忘
れないよう、バランス感覚を身につけて
ほしいからこそ、

 

スティーブ・ジョブズを引き合いに
だすのでしょう。

 

麹町中学校では、他の学校では
やっていない教育指導をしているので、

 

卒業した生徒たちは、どうなるの
だろうと心配になってきますが、

 

「心はひとつにならない」
「対立があって当たり前」
「考え方の違う人がいる」

 

それが、普通の世の中だと
習っているため、
へっちゃらだと言います。

 

なるほど、理想を教えているのではなく、
現実に対応できる訓練をしている
からこそ、大丈夫なのでしょう。

 

麹町中学校の卒業生は、
対立があったら、目標に照らし合わせ、

 

対話が深められるよう
ファシリテーションできるように
なっていると言います。

 

工藤勇一校長は、
そういうことができる人物こそ、

 

リーダーシップがあると思うと
仰っています。

 

リーダーはファシリテーターである
という考えです。

 

確かにそうなのかもしれません。

 

麹町中学校の教育の根幹としている
上位目標、

 

「自律 尊重 創造」は、全ての
社会人にとっての上位目標であっても
良いなと思いました。

 

組織作りには、リーダーシップが
不可欠です。

 

麹町中学校の挑戦から、多くのことを
学ぶことができました。