2019.2.25 たけうち

竹ちゃんの印刷現場日記!Vol.2インクの沈みについて

 

 

こんにちは。ヂヤンテイの竹内です。

 

皆さん、印刷用語で「インクが沈む」という言葉があるのですが、ご存知でしょうか?

 

印刷業界の方なら、一度は聴いた事があるかと思うのですが、ほとんどの方はインクが沈む?何それ?という感じだと思います。

 

そこで、今回は「インクが沈む」という事について、説明をさせていただきます。

 

「インクが沈む」とは

簡単に「インクが沈む」とは印刷してから時間が経つと印刷した紙の色合いが変わってしまう事です。

 

紙にインクがしみ込みやすいと言った方がわかりやすいでしょうか。少しくすんだ感じになったり、暗い感じになったりします。

 

 

沈みと印刷用紙

印刷用紙にも種類がありまして、おおまかに4種類(上質、コート、マット、特殊)があります。

 

良く使用されるマット紙・コート紙は沈みが起きにくく、上質紙は特に沈みが起きやすい紙です。
また、特殊紙は種類が多く、その時の条件によって変わってくるので注意が必要になってきます。

 

 

上質紙 …… 紙の素材である繊維(パルプ)をそのまま活かした用紙で、光沢はなくざらざらしている。沈みが起きやすい。
コート紙 …… 特殊な薬剤でコーティングしており、光沢がありつるつるしています。沈みが起きにくい。
マット紙 …… 紙の表面につや消しのためのコーティングが施されています。沈みが起きにくい。
特殊紙 …… エンボス加工(表面が凸凹している)のものや、紙の繊維が出ているもの等があります。種類が豊富で様々な条件があるので注意が必要。

 

 

印刷時に私が注意している事は、基本色見本に色を合わせる事なのですが、上質紙の時はB(黒)、C(藍)のインク量を抑えて、M(赤)、Y(黄)を出すようにしています。

 

インクの量を調整する事で「沈む」事を想定して仕上がりをキレイにする事ができます。

 

また弊社では、特色での印刷も対応しております。特色インクの場合、一般用インクと、沈みに対応した上質用インクの2種類をご用意しております。

 

上質紙に特色インクで印刷する時は、上質紙用インクを使用する事で、沈みを抑え仕上がりをキレイにする事が出来ます。

 

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最後に

使用するインク・紙等でだいぶ印刷物の印象が変わってしまうため、沈んでしまう上質紙には、本来文字がメインとなる印刷物が適しているかと思います。

 

印刷物発注の際の、紙の選び方の参考となれば、幸いです!