2018.10.2 ozawa

WEB上の画像は、印刷物には使用できません!

 

 

印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

Googleが、
画像検索の検索結果に、
作者のクレジットを追加する
という計画を発表しました。

 

TechCrunch:Google、画像に作者のクレジットを追加(2018.9)

 

Google:Image rights metadata in Google Images(2018.9)

 

作者のクレジットの情報、
画像データの情報を、
どうやって入手するのか、
詳細は分かりませんが、

 

WEB上にある画像の作者、
すなわち著作権者が
分かるということは、
画期的なことだと思います。

 

この記事を読んで、
考えたことは1つ。

 

画像の著作権に対する意識が高まってほしい!

 

これに尽きます。

 

印刷物を制作する時に、
お客様から使用する画像を
支給されることがあります。

 

その中に、明らかに
WEB上からダウンロードしたと
思われるものがあり、

 

念のため、画像検索すると、
どこのサイトからダウンロードしたのかも
明らかになります。

 

画像に企業のロゴや
クレジットが入っているものが
支給されることもあり、

 

なりふり構わず、
ダウンロードしていることが
うかがえます。

 

このような場合は、
WEB上の画像なので、
使用できないと、お客様に連絡しています。

 

また、フリー素材などから、
代わりになる画像を探して、
これでどうでしょうか?

 

とお客様に提案しています。

 

そもそも、WEB上の画像は、
「RGB」です。

 

印刷は「CMYK」で印刷するため、
「RGB」の画像を印刷物で使用する場合は、

 

画像も「CMYK」に無理矢理
変換するしかありません。

 

そうすると同じ色にはなりません。

 

詳細は、
このGentie(ヂヤンテイ)ブログの
この記事を参照してください。

 

 

Illustrator版 完全データへの道 vol.4 RGBとCMYK

 

 

同じ画像ファイルを
モニターで見るのと、
印刷して見るのでは色が違う

 

そんな経験をしたことが
ある方もいるのでは
ないでしょうか?

 

もう1つ解像度が違います。

 

WEB上の画像は基本的に72dpi、
印刷物で使用する画像は350dpiです。

 

モニターに表示させる場合は、
72dpiで十分であり、

 

画像データが大きくなると、
ブラウザーの表示が遅くなることから、
できるだけ画像が重くならないように
しています。

 

そのため、WEB上の画像を
印刷物として利用する場合、

 

よほど小さく使用しない限り、
印刷物としては、
粗い画像となってしまい、

 

印刷物のクォリティーを
著しく下げてしまう存在となって
しまうため、

 

お客様に
「この画像は使えません」
と明確に伝えています。

 

必要な画像が、手元に無い場合は、
無料写真素材サイトで
探してみるのはいかがでしょうか?

 

このGentie(ヂヤンテイ)ブログでも、
過去に紹介をさせてもらいました。

 

一覧表付き!無料写真素材サイト紹介記事7選!

 

無料のもので見つからなければ、
少しお金をかけると
見つかることがあります。

 

有料写真素材サイトも
以前紹介させてもらいました。

 

クォリティを求めて。プロが使っている有料写真素材サイト7選!

 

という訳で、

 

基本的にWEB上で探した画像を
ダウンロードして印刷物に使用する
ことはできない

 

と考えてもらった方が良いです。

 

第一に、WEB上の画像は、
自由に検索ができるものの、
すべて作者がいて、著作権があります。

 

個人のブログで自分で撮影した
桜並木の画像をアップしていたのですが、

 

5年ほど前、
それを見たという面識のない
カメラマンさんから

 

その画像を有償で譲ってほしいという
連絡がありました。

 

新築マンションのチラシに
住環境を紹介する上で、
私の桜並木の画像が必要だったようで、

 

桜なので、撮影時期が限られ、
撮影が不可能なことから、
こういう話になりました。

 

カメラマンだからこそ、
無断で使用するようなことは
しなかったことになりますが、

 

画像1つにも著作権があるという
例として書かせてもらいました。

 

だからこそ、Googleが、
画像検索の検索結果に、
作者のクレジットを追加する
という話が画期的だと思いました。

 

Googleとしては、
情報として提供するだけで、
それを判断するのは我々だ
ということなのでしょうが、

 

WEB上の画像を支給された際に、
作者のクレジットがあることを
お客様に伝えることができます。

 

それによって、WEB上の画像にも
著作権があるのだ
と意識が高まることが期待できます。

 

何でもかんでも、著作権があるから
だめなのではありません。

 

インターネットが普及してから、
自分の作品を広く知ってほしい、
自由に共有していいと
考える人もいます。

 

インターネット時代のための新しい著作権ルール

 

というのもありますので、
以下のサイトを参考にしてください。

 

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

 

また、知っている方も
多いと思いますが、

 

Googleの画像検索結果のページで、
「検索ツール」→「ライセンス」を
クリックすることで、

 

ライセンスを絞って検索ができます。

 

 

どうしても、WEB上の画像が必要な
場合は、ここでライセンスの確認を
してみてはいかがでしょうか?

 

今後、Googleの画像検索結果に、
作者のクレジットが追加されるようになり、
何が起こるのか、分かりません。

 

著作権を守る方向にいくことは
確かだと思います。

 

それでも、インターネットの普及は
情報の共有活動であり、

 

情報を共有するために、
どこまでの範囲で利用できるように
するのが良いのか、

 

WEB上画像への著作権意識が
高まるとともに、
そういう議論となっていくことも
期待しています。

 

画像はコミュニケーションの潤滑油。
正しく利用して、気持ち良い
コミュニケーションをつくりましょう。