2018.10.15 ヂヤンテイ君

お客様の利益を最優先に考えるイスラム金融

 

 

 

印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

昨晩のテレビ番組、

 

NHKスペシャル
マネー・ワールド~資本主義の未来~第3集▽借金に潰される!?

 

は、とても面白かったです。

 

世界中で借金が増えすぎている
という話でした。

 

借金から、資本主義の現状を
考える番組だったのですが、

 

個人、企業、政府の全世界の借金は、
164兆ドル。
日本円で、1京8,500兆円

 

お金の単位で「京」というのを
初めて聞きました。

 

1万円札を積み上げると、
地球と月の中間くらいまでになるそうです。

 

借金なのだから返済する必要があり、
末期的だという話でした。

 

日本でも問題になっていますが、
アメリカでは学生ローンの総額が

 

約170兆円に達し、
返済滞納者は690万人も。

 

韓国では、多重債務者が380万人を超え、
政府が個人の借金を肩代わりするという
政策に踏み切った。

 

中世では、教会が帳消しを命じることが
あったものの、

 

近代に入って、禁じ手とされていた
借金帳消しが行われるようになったことは、
資本主義の限界の表れだとのことでした。

 

個人だけでなく、国や企業の借金
についてのレポートの後に、

 

新たな資本主義のあり方を
模索している国としての
マレーシアが紹介されていました。

 

マハティール首相が、
過度な借金に依存する成長をやめ、

 

身の丈に合った資本主義を掲げ、
紹介されたのがイスラム金融でした。

 

最後に、このイスラム金融が
とても印象に残ったのですが、

 

イスラム金融では、貸し手が
借り手から利子を取らない。

 

事業が軌道に乗らなければ、
借金を取り立てず、

 

解決策を一緒に考え、事業計画
の見直しに知恵をだしてくれる。

 

事業が成功したら、利益の中から
手数料を受け取るというのです。

 

融資先の企業の利益を
最優先に考えることが、

 

結果的に銀行自身の利益にもつながる
という考え。

 

私の経験では、日本では
こういうことはありません。

 

利子は別にしても、金融機関は、
融資先企業の業界のことも、

 

あまり理解していない
ことがほとんどです。

 

ここで、ゲストのライザップ社長
瀬戸さんが、「RIZAP的だ」と
仰っていました。

 

確かにライザップは、マンツーマンで
お客様に寄り添い、結果にコミット
するのですから、そうでしょう。

 

瀬戸社長がゲストだったことも
最後に納得してしまったのですが、

 

ちょっと待てよ、
当社の仕事だって、そうだぞと思いました。

 

お客様の利益を考えて仕事をしています。

 

お客様の印刷物やWEBサイトを制作する
仕事は、お客様の業務を理解していないと
できません。

 

印刷物やWEBサイトを作るのは、
集客が目的であったり、
売上アップが目的です。

 

その目的を達成するものを制作するには、
お客様の業界と、お客様の商品やサービスを
よく理解する必要があります。

 

私のお客様は、専門学校が多いのですが、
イベントがあれば、会場に行き、

 

取材を通して、授業に入り、
卒業生の仕事現場に行きと、

 

意識して、お客様のことを
知る活動をしながら、

 

パンフレットやダイレクトメールを
作ってきました。

 

1人でも多く、学生を集めようという
気持ちで制作していますので、

 

結果を知りたいですし、
結果を教えてもらえば、

 

結果次第で、次の方針を
検討するようなことをやっています。

 

直接的に集客とは無関係の
教材の制作であっても、

 

内容が理解できていないと、
制作はできません。

 

原稿がしっかりとあり、
編集するだけで良いものであっても、

 

内容を理解していることが
お客様の安心につながります。

 

そもそも、
様々な業界の様々なことを知りたいから、
この仕事をしているのです。

 

昨晩の番組では、最後に紹介された
イスラム金融が一番印象に残りました。

 

イスラム金融とは言わずとも、
日本でもこういうの無いのかなと、

 

経営者が昨晩の番組を観ていたら、
そう感じたに違いありません。

 

お客様の利益や幸せのための活動、
それが本来の経済活動です。

 

これまでの当社の業務を
振り返ることができました。

 

イスラム金融のことも
調べてみようと思います。