2013.9.2 ヂヤンテイ君

ヂヤンテイシステムサービスが、コーポレートサイトのメディア化をスタート!

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こんにちは。ヂヤンテイシステムサービス代表の小澤です。

 

弊社ホームページを大胆にリニューアルし、今日からスタートすることになりました。会社のホームページながら、こうして記事を書いているように、弊社では自社のコーポレートサイトをメディア化しようと決めました。

 

これが最初の記事となりますので、この記事で、このメディアの解説をしたいと思います。「インバウンドマーケティング」というものを目的に、会社のホームページのメディア化をスタートしました。

 

企業・学校様のプロモーション活動の1つの方法として、少しでも参考になればと願い書かせていただきます。

スピード最優先でスタート

会社案内サイトをメディア化しようと決めた時に、スタートはできるだけ早くしようと考えていました。会社案内のホームページを作り直すことになるで、本来時間がそれなりに必要となりますが、メディアは育てていくものなので、まずスタートすることを何よりも優先し、最終的に全て社内で制作することにしました。

 

無名の弊社が、メディア化サイトを作り公開したからといって、すぐに注目されることはあり得ません。つまりメディアとしてしっかり認知されるまでに時間がかかるということです。

 

ソーシャルメディアを始める時もそうだと思います。登録したからといって誰もフォローしてくれませんし、なかなか友達になってもらえません。自ら活動することによって、メディアとしての価値を徐々に享受することができるようになります。

 

だからこそ、立ち上げを急ぐ必要がありました。基本的には会社案内サイトではありますが、メディアなので、どんどん進化していけば良いのです。そんな無限の可能性を感じたからこそ、当社は「コーポレートサイトのメディア化」を目指しました。

会社案内のメディア化の背景

インターネットが出現して、ソーシャルメディアが台頭し、人と人、組織と人のコミュニケーションの在り方も変容してきたと思います。仮にインターネットとは無縁の方がいたとしても、その趨勢は変えることはできず、生活の中で、何らかの影響を受けることになっていると思います。

 

紙媒体の制作を中心に、企業や学校のコミュニケーションツールを制作してきた弊社にとっても、お客様のニーズが、紙媒体だけでなくWEB媒体に広がるのみならず、比重がWEBに傾いてきているのをひしひしと感じます。その傾向は年々顕著となってきていると思います。

 

インターネットを使った広告の効率性の良さがますますその傾向を推し進めているのだと思いますが、ソーシャルメディアの出現も大きな要因になったと思います。弊社はDTP出身の会社ながらWEB制作の取り組みは遅くなっていました。それに比べるとソーシャルメディアの活用支援サービスは早い時期から開始しておりました。

 

WEBサイトがソーシャルメディアと連携することによって、これまでのコミュニケーションとは違う効果を得られると、並々ならぬ可能性を感じたからこそ、お客様に積極的にソーシャルメディアをお薦めしていました。

 

当時からお客様には、ソーシャルメディアを使って行うことは「情報発信」であり、お客様とのコミュニケーションであると、ソーシャルメディアを有効に活用するための基本をアドバイスさせていただいた上で、SNSのスタートと運用のお手伝いをさせていただくようになり、運用をお手伝いさせていただいたお客様は、今年くらいからじわじわと結果につながってきています。

 

それでもソーシャルメディアについて、今では懐疑的な意見も耳に入るようになりました。継続的に活用しなければ効果が表れませんし、ただ投稿しているだけでは効果が望めず、労力の無駄となってしまうからだと思います。その考えもよく理解できるところですが、自社のプロモーションとして考えてみると、やはりソーシャルメディアは必要と考えています。

 

お客様の印刷物を作る仕事は特にそうですが、我々はお客様の黒衣(くろご)のような存在であり、印刷物を作っても弊社の名前が世にでることはなかなかありません。むしろ、お客様の大事な情報を扱う仕事という性格上、前面にでることを控えるような傾向にあり、弊社も自社の宣伝は基本的なこと以外はしてきませんでした。

 

しかしながら、いざ新たな自社の営業展開と考えると、今の時代にネットは欠かせません。お客様に薦めておきながら自社のものは控えていたソーシャルメディアも、批判的な意見を耳にするようになってもやはり活用したくなります。そんなことを検討している時に出会ったのが、同じ東京都台東区のWEB制作会社、株式会社LIGさんの会社案内サイトでした。

 

株式会社LIGさんのサイトを見て衝撃を受けました。ブログを会社案内サイトにした訳ではなく、メディアサイトだけを運営している訳でもない。会社案内とメディアの融合、それがトップページを見ると素直に理解できる、そのバランスの良さに、何を目指しているのかが直観的に伝わってきました。

 

「ウチもこれをやろう!」とその瞬間に思いました。

 

ソーシャルメディアの活用も、メディアを作ることで有効的な活用につながります。「メディア化」という考えを知ることで、インターネットの潜在的な力をあらためて知ることになりました。
株式会社LIGさんは、自社サイトをメディア化して成功した会社として有名な会社であることは、後から知ったことなのですが。

 

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株式会社LIG
▲ http://liginc.co.jp/

「インバウンドマーケティング」の重要性

探してみると、WEB系の会社が中心ですが、メディア化しているコーポレートサイトがいくつもありました。しかし、株式会社LIGさんのサイトに出会わなければ、「コーポレートサイトのメディア化」や「インバウンドマーケティング」という言葉に気づくのが遅くなっていたかもしれません。それだけ株式会社LIGさんのサイトはインパクトがあったことになります。

 

目指す方向が最初に見え、「コーポレートサイトのメディア化」とか「インバウンドマーケティング」という言葉は後から知ったのですが、会社案内サイトのメディア化、学校案内サイトのメディア化によるインバウンドマーケティングの手法は、WEBを使った情報発信がこれだけ自由に、誰にでも可能になった今、これからのプロモーション活動の中で、最も重要となっていき、取り組むべきこと、進むべき道なのではないかと思いました。

 

これをつまびらかにしてくれたのが株式会社LIGさんです。同じ台東区の会社であることもあり、当社のメディア化サイトの作成を、株式会社LIGさんに依頼したいと、打ち合わせをさせていただきました。しかしながら、コーポレートサイトのメディア化に成功したLIGさんはとても忙しく、タイミングが合わずに依頼を断念することになりました。

 

その後、LIGさん以外の会社にも見積をいただいたのですが、最終的に社内でチャレンジしてみることにしました。立ち上げ時のこんな話までここに書くのは、これからメディア化を目指す企業や学校様の参考に少しでもなればという気持ちと、きっかけが株式会社LIGさんであったことをしっかりと書くことで、株式会社LIGさんに対する感謝の気持ちを残しておきたかったからです。

 

これまで学校の学生募集を中心に、お客様のプロモーション用ツール作成を手掛けてきた弊社ですが、自社の会社全体のプロモーション活動は初めての経験となり、スタートアップ企業と同じ気持ちで取り組むつもりでこのメディア化サイトを始めました。

 

自社サイトをメディア化することを「オウンドメディア」という言葉で表現もするようなのですが、このような活動のことを「インバウンドマーケティング」とも呼ぶようで、意識したからではありますが、にわかに情報が増えてきているように感じます。コンテンツを作成し自社を認知してもらうことで、自社の製品やサービスに対しての信頼感を構築する。そしてそのコンテンツを自社の資産にしていく活動と言えると思います。

 

インバウンドという言葉があれば、「アウトバンドマーケティング」という言葉もあり、自社からお客様へ電話したりDMを送ったりする方法です。大企業等ではテレビやラジオで広告することもアウトバウンドです。企業側からの一方的な情報発信や営業活動になります。

 

どちらが良い悪いというのではありません。弊社は「インバウンドマーケティング」という考え方の活動をすることにしましたが、アウトバウンド活動も必要だと考えます。ただ弊社のビジネスはB to Bであり、広く一般に弊社のサービスを告知するのではなく、弊社のサービスを必要とする企業・学校様に的確に弊社の情報を届けることが重要であると考えると、「インバウンドマーケティング」がベースにあった方が良いと判断したことになります。

 

自社メディアを通して情報を発信していくことで、1つ1つの情報が蓄積され自社の営業力に転嫁されていきます。それだけ時間と労力がかかることになりますが、一過性のサービスを売る活動より、持続性があって変化の激しい時代に対応ができる活動です。そしてこれが最も重要ですが、ネットの時代に最適な営業展開だと感じました。

 

テレビやラジオで広告する大企業でも「インバウンドマーケティング」を取り入れている企業もでてきおり、特定の製品やサービスを売り込むためにも、ベースにこの「インバウンドマーケティング」活動があることが、効率の良いマーケティング活動となり、今の時代にふさわしい活動だと私は信じました。

 

以前のように、電話してアプローチしたいところですが、ネットで何でも検索できる時代に、電話営業の効率は下がっていると思います。これが時代背景であり、メディアが変わってきたからこそ、電話してアポイントを取る、この過程を補うものとして「インバウンドマーケティング」を採用したと言っても良いのかもしれません。弊社のような業態においては、最後は人と人が会って話をすることで仕事が成立します。それは今も以前も変わりないと思っています。

 

「インバウンドマーケティング」には、これ以外の効果が期待できます。採用活動、社外教育、社員力アップなどですが、我々はスタート時点に立ったばかりなので、現段階ではその他のメリットに関する情報は、ネットや市販本の情報に譲りたいと思います。

 

自らの経験を通して「インバウンドマーケティング」のことをレポートするも、今回のメディア化の目的としてスタートしましたので、この活動を通して「インバウンドマーケティング」ないし「メディア化」のメリットをお伝えすることができたらと考えています。

対象読者をこう考えています

このメディア化サイトのGentieブログを読んでいただきたい方は以下です。

●企業・学校の広報担当者
●企業・学校の責任ある方々
●広告メディアの制作とプロモーションに興味のある学生

これからの広告はお客様との関係性の構築であって、一方的でなく双方向であることによって、コミュニケーション活動と呼んでも良いのではないかと思います。そういう意味では、弊社が長らく経験してきた印刷物の制作も、情報を伝達する手段の1つとして、我々は広い意味でコミュニケションツールと呼んできました。

 

そのため、WEBマーケティングや、インバウンドマーケティングという言葉の範囲を超えて、新しい時代の企業コミュニケーション、学校コミュニケーションを追及していくという姿勢でこのGentieブログを展開していきたいと考えています。

 

当社の求人採用活動のキャッチコピーは、「コミュニケーションツールを作ろう!」でした。企業や学校が、自らの存在と価値を伝えるべき方に伝える、そのためのサポートを業務としてきた当社にとってこのメディアは、ノウハウの公開であり、情報の共有であり、自らの業界の発展に貢献するためのメディアです。

 

そして、このメディアを使った情報発信活動を通して、企業・学校様のプロモーションの精度を高め、届けたい相手に的確に届けたい情報が届けられるような、もっと本質的なところでコミュニケーションが通うような、豊かな未来への架け橋的な役割を果たしたいとも思っています。

最後に

スピードだけを優先してスタートしましたが、もしインバウントマーケティングに可能性を感じている企業・学校様がありましたら、できるだけ早い立ち上げをお勧めいたします。

 

これから試行錯誤を重ねていくメディアが、そんなお勧めをするのは僭越なことですが、それだからこそ、自らが経験し、ノウハウの蓄積過程までも公開することで、我々が見出した方法論を受け入れてもらえるようにしたいと思っています。

 

広報、プロモーション活動を業務とされる方に、注目すべきメディアとなるべく取り組んでいくつもりでおりますので、応援していただけますと幸いです。