2019.6.18 ヂヤンテイ君

マーケティングの歴史を辿ってみました【29】動画マーケティング

 

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日は、マーケティングの歴史の
続きです。

 

本日も2010年代の、
マーケティング4.0の時代に登場した、
マーケティング概念を
見ていきたいと思います。

 

本日は、動画マーケティングです。

 

ここ数年で、WEBサイトやSNSに
動画が増えてきましたね。

 

動画マーケティングが注目され、
実践する企業が増えてきたからです。

 

以前、紹介させてもらった
サイバーエージェントが発表した
動画広告市場調査結果です。

 

 

これを見ても明らかなように、
スマートフォン動画広告市場が
急速に拡大することが予測されています。

 

動画マーケティングが注目される
ようになった背景にあるのは、

 

スマートフォンによる動画視聴環境
が整備されたことを意味します。

 

電車の中で、スマートフォン片手に、
動画を視聴する風景も
当たり前になってきました。

 

さらに、日本でも今年から
プレサービスがスタートすると
言われている5G。

 

動画がさらに身近なものとなることが
予想でき、

 

ますます動画マーケティングが
重要になってくることが、
先ほどのグラフからも明らかです。

 

動画マーケティングは、
映像コンテンツをWEB上で活用し、

 

商品やサービスの関心を高める
マーケティング活動です。

 

1分間の動画が伝える情報量は180万語、
3,600のWebページ分に匹敵する。

 

ネットユーザーが費やす時間の
1/3が動画閲覧。

 

動画を利用するとプロダクトへの
理解が74%高まる

と言われています。

 

これらの海外の調査報告ですが、
日本における動画視聴に関する
調査結果もあります。

 

このブログでも、
以前紹介したことがありますので、
参考にしてみてください。

 

ジャストシステム調査より、動画視聴および動画投稿の今(2018年11月)

 

この記事の後にも2本、調査結果を
紹介した記事があります。

 

こんな情報もありました。

 

STORESJP MAGAZINE:7人に1人、ネットショップの動画がきっかけで購入した経験あり!(2016.12.22)

 

動画コンテツがどうして良いのか
考えてみます。

 

1.情報量が多い
先述しましたが、静止画や文章だけの
情報よりも、情報が多いことは
納得できます。

 

商品やサービスの理解度を
高めることができます。

 

2.抽象的なイメージが訴求できる
静止画や文章だけでは伝えづらい、
抽象的なイメージを伝えることが
できます。

 

ブランドの好感度を向上させる
ことができます。

 

3.目につきやすい
動物は動くものに目がいきます。
視聴するかどうかは別にして、
SNS上でも動画はすぐに分かります。

 

クリック数、クリック率向上に
つながります。

 

4.記憶に残りやすい
文字だけの小説も、ストーリーを
映像にして記憶していませんか?
映像は記憶されやすいということです。

 

親近感を覚え、コンバージョンの
改善につながります。

 

あるお客様、WEBサイトのトップページに
イメージ動画を活用するように
なりました。

 

それまでは、宣伝用のキャッチコピー
とイメージ画像で作られたヘッダー画像が、

 

スライドででてくる、よくある
WEBサイトでした。

 

動画を活用することで、
イメージ訴求に力を入れたことに
なります。

 

全面動画なので、ついつい見入って
しまいます。没入感があります。

 

以前に比べると、好印象をもたらす
サイトができました。

 

すべてはイメージ動画のおかげです。

 

このお客様、学校なのですが、
若者がお客様になるため、

 

動画による訴求は、今後必須なのでは
ないかと思います。

 

しかし、動画制作には時間とコストが
かかると言われています。

 

確かに、モデルから手配するような
イメージ動画はそれなりの
コストになると思います。

 

それでも、キャスティングなし、
音声なし、静止画も一部活用など、
条件を絞っていくことで、
コストを抑えることもできます。

 

長く活用するイメージ動画は
ある程度のコストはかけた方が
良いと思いますが、

 

プロモーション用の期間限定の
動画広告であったり、
インタビュー動画などは、

 

できるだけコストを抑えたい
という場合もあると思います。

 

今は、WEBで動画広告を制作できる
ツールもあります。

 

また、印刷物を動画に
するサービスもあります。

 

これまで以上の反応がほしいと
いう場合には、まずはそんな
サービスを利用してみるのも
良いかもしれません。

 

今はスマートフォンでも動画撮影が
でき、編集ができるアプリも
たくさんあります。

 

お客様によっては、自分たちで
撮影し編集したものを、そのまま
WEB上にアップしているケースも
あるのですが、

 

訴求力があるものが出来上がっている
とは思えません。

 

YouTubeにチャンネルをつくって
動画を置いておくだけという
場合もありますが、
ほとんど視聴されていません。

 

動画コンテツ制作はプロの
仕事ではないかと思います。

 

ましてや、その動画を活かし方は
動画マーケティングの仕事。

 

これから、動画マーケティング競争の
時代がくると予想できます。

 

早めに動画マーケティングの
体制を整えることをお勧めします。

 

ここ数年で、動画マーケティングが
大きく進化しています。

 

パーソナライズド動画をご存知でしょうか?

 

このブログでは、一人ひとりの顧客に
パーソナライズドされたDMについて
何度か紹介しましたが、
それを動画で配信するものです。

 

MAと連動して、One to Oneを
動画で実現するようなことが
始まっています。

 

動画は制作すれば良いのではなく、
動画マーケティングに取り組み、

 

動画を効果的な活用する時代に
なっています。

 

とはいえ、動画マーケティングの
歴史はまだ浅く、確立された方法が
ある訳ではないと思います。

 

最新の情報を常に意識しながら、
自社に合った方法を選択しましょう。

 

この記事、マーケティングの歴史の
内容ですが、

 

さすがに、マーケティング4.0とも
なると、今の話となってしまいますね。

 

次回も、マーケティング4.0の時代に
登場した、マーケティング概念を
見ていきたいと思います。