2019.6.11 ozawa

マーケティングの歴史を辿ってみました【28】Dual AISAS(デュアル・アイサス)

 

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日は、マーケティングの歴史の
続きです。

 

本日も2010年代の、
マーケティング4.0の時代に登場した、
マーケティング概念を
見ていきたいと思います。

 

本日は、Dual AISAS(デュアル・アイサス)です。

 

前回の「DECAX(デキャックス)」
と同じように、新しい消費者行動モデルです。

 

登場した年も同じ2015年。
デジタルマーケティング支援企業の
アタラ合同会社が、

 

株式会社電通プロモーション・デザイン局の
協力を得て、開発した概念です。

 

Dual AISASは、2004年に電通が提唱した
AISASが基になっています。

 

このマーケティングの歴史を振り返る
連載でも、以前AISASを取り上げました。

 

 

マーケティングの歴史を辿ってみました【21】AISAS・AISCEAS・VISAS・SIPS

 

まずは、AISASの復習をしておきましょう。

 

A 注意(Attention)
I 関心(Interest)
S 検索(Search)
A 購買(Action)
S 情報共有(Share)

 

AISASはインターネット時代の
消費者行動モデルです。

 

インターネットが無かった時代の
消費者行動モデルが、
AIDMAです。

 

念のため、AIDMAは以下です。

 

A 認知・注意(Attention)
I 興味・関心(Interest)
D 欲求(Desire)
M 記憶(Memory)
A 行動(Action)

 

商品やサービスを、テレビCMや
雑誌の広告で認知して、
興味・関心を持ち・・・・

 

と、購買までの行動を分析する
ものです。

 

インターネット時代となり、
検索(Search)と情報共有(Share)
という行動が想定されるようになったのが、
AISASですね。

 

情報共有(Share)から
他の人の興味となり、検索となり・・・

 

と、ワンウエイではないことを
AISASでは表現しています。

 

それでは、AISASの登場から10年がたち、
提唱されることになったDual AISAS
とは何かとなります。

 

これは、概念図があった方が
分かりやすいため、

 

この概念を開発した、
アタラ合同会社のサイトから引用
させていただきます。

 

出典:新しい消費行動モデル「Dual AISAS Model ™」(デュアル・アイサス)

 

従来のタテの流れとしての
AISASがあり、

 

注意(Attention)のところに
「A」から始まる
ヨコのAISASがあることで、
デュアル・アイサスです。

 

デュアル・アイサスでは、
「A」をActivate「起動・活性化」として
置き換えています。

 

10年がたち、消費者が
商品やサービスを知る行動様式が
変ってきたことから、

 

従来の「A(アテンション)」を
補完する必要がでてきました。

 

そのため、従来のタテのAISASを
『買いたい』のAISAS」とし、

 

「A(アテンション)」を補完する
ヨコのAISASを
『広めたい』のA+ISAS」と
捉えなおしました。

 

「『広めたい』のA+ISAS」は
こうなります。

 

A 起動・活性化(Activate)
I 興味関心(Interest)
S 共有・発信(hare)
A 受容・共鳴(Accept)
S 拡散(Spread)

 

アタラ合同会社の説明として、
このような表現があります。

 

ブランド情報の関心層を商品関心層へと転換させるActivate「起動・活性化」

+
ブランド情報の関心層が拡大するサイクルであるISASすなわち、

 

Interest「(広告・プロモーションなどのブランド情報への)興味関心」

Share「(広告・プロモーションなどのブランド情報を自身の関心事として第三者に)共有・発信」

Accept「(第三者が共有された情報を自らの関心事として)受容・共鳴」


Spread「(さらに第三者からその周囲に)拡散」

 

コミュニケーションに対する興味と
商品に対する興味を区別して認識し、

 

2つの興味を戦略的に連動させる
ことで、商品に対する興味を
高めていくという考えです。

 

コミュニケーション関心層から
商品関心層へ変容する瞬間の鍵が
A 起動・活性化(Activate)
となります。

 

現在の消費者は、情報を共有しながら、
何かしらのきっかけで、
商品の購入を意識した行動を始めます。

 

それを分析することが
重要になるというモデルなのでしょう。

 

SNSでUGCを活用することも、
デュアル・アイサスの考え方に
あてはまります。

 

先週このブログで取り上げた
「採用オウンドメディア」による
採用活動も、

 

デュアル・アイサスであるなと
思いました。

 

採用だけではない「採用オウンドメディア」の可能性について

 

採用オウンドメディアに限らず、
オウンドメディアの運営は、

 

デュアル・アイサスを意識する
必要がありますね。

 

確かに、現在の消費行動モデル。

 

この考え方を知っておいた方が良いでしょう。

 

ECサイトの運営をする際にも
活用できます。

 

次回も、マーケティング4.0の時代に
登場した、マーケティング概念を
見ていきたいと思います。