2019.8.12 ozawa

麹町中学校、工藤勇一校長の教育改革から組織作りを学ぶ03

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日も、「定期テスト廃止」
「宿題廃止」「クラス担任制廃止」など、
画期的な学校改革を進めている、

 

麹町中学の工藤勇一校長のインタビュー
記事紹介の続きとなります。

 

本日も、以下の記事の内容を
取り上げさせていただきます。

 

DAIAMOND online:学校で「心を一つにしよう」というスローガンを掲げてはいけない“深い理由”(2019.8.10)

 

昨日は、画期的な学校改革を進める
上で、もっとも重要な

 

教職員全員が大切にしている上位目標
について、その具体的な内容を
紹介ました。

 

上位目標とは、教育目標のことであり、
麹町中学では70年間変わらなかった
教育目標を新たに制定し、

 

上位目標を実現するためにこそ
改革を行うのであり、

 

その認識を全員で共有し、
大切にしてきたことで、

 

改革を空中分解させずに
推進することができたとありました。

 

これまでの当たり前を見直し、
変えていくのですから、

 

改革はたやすいものではなく、
教員たちの方向がずれたり、

 

教員同士がぶつかったりすることも
よくあったそうです。

 

しかし、それは自然なことであり、
決して悪いことではないと考える。

 

会社でもそうでしょう。
それぞれの意見は違うものです。

 

当社の場合、こういう時に多いのが、
それぞれの意見の中間点で折り合いを
つけるというやり方。

 

それではいけないと、工藤勇一校長は
言います。

 

それでは、どうすれば良いのでしょうか?

 

意見が食い違う時は、必ず上位目標に
立ち戻ること。

 

進もうとする方向が、目標に合致して
いるのかを、みんなで徹底的に
ディスカッションするようです。

 

話し合いの判断基準を、上位目標と
すれば話し合いの方向性も
定まっていきやすいでしょうね。

 

どこまで合意ができていて、どの点で食い違っているのかを対話を通して細かく検証していき、みんなが納得できる結論を出す。このプロセスがとても重要なのです。

 

中間点で手っ取り早く、折り合いを
つけるようなことは決してせず、
みんなが納得できる結論を出すようです。

 

みんなが納得できる結論がでることが
あるのかと思ってしまいますが、

 

だからこそ、判断基準を上位目標
とするのでしょう。

 

合意に達するまでのプロセスが、
とても重要だと考えるのは、

 

みんなが納得した結論で、行動が
できること以外に、

 

教員がこの対話のプロセスを
体験していれば、

 

生徒たちに、この対話のプロセスを
教えることができるからです。

 

これが、昨日触れた、訓練なのだと
思います。

 

昨日の内容の繰り返しですが、
忘れないようにもう一度記しておきます。

 

自律した人間であることの訓練。

 

他者を理解して違いを受け止め、その他者を尊重する訓練。

 

他者とともによりよいものを創造する訓練。

 

「自律 尊重 創造」の教育目標は、
お題目ではなく、

 

訓練を通して体得していくものであり、
決して、生徒のためだけのものではなく、

 

教職員や保護者のためにもある。

 

家庭で子どもと意見が食い違えば、
「自律 尊重 創造」の目標を思い出し、

 

対話プロセスを重ねれば良いのです。

 

この対話プロセスにおける
工藤勇一校長の役割について
質問がありました。

 

基本的には何もしていないそうです。

 

上位目標に戻って手段を決めると言う
プロセスを教員がみな了解しているため、
途中で抜けてしまうこともあると。

 

最低限やることは、教員たちの対話が
上位目標からそれていないか、

 

対等な対話がなされているかはチェック
すること。

 

逸脱したときには介入するようですが、
校長が結論を押し付けることは
絶対にやってはいけないことと言います。

 

そもそも、当事者意識を持ってもらう
ための対話プロセスでした。

 

権限と責任を委譲しているのですから、
結論に至るまでのプロセスを
任せることが基本となります。

 

と、インタビューの内容を書きましたが、
企業経営者、組織やチームの
リーダーがこれをできますか?

 

最終的な結論は、全責任を負う
経営者やリーダーが決めていませんか?

 

たとえ、企業のミッションが
共有されていたとしても。

 

しかし、これができないと、
組織を動かすことができないのでは
ないかと思います。

 

今回の工藤勇一校長インタビューは、
読み流すことができないからこそ、

 

ここまでしつこく、
微に入り細をうがったかたちで
取り上げてきました。

 

そのため、残りの内容も最後に
もう一度見ていきたいと思います。

 

ということで、続きをまた
書かせていただきます。