2019.4.21 ヂヤンテイ君

ゴールデンウィークは読書、古典から学ぼう!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

ついこの間、2019年になったという
感覚でいたら、もう少しで、
ゴールデンウィーク。

 

年度末の繁忙期もあり、
年が明けてからここまで
濃密な日々が過ぎていきました。

 

ゴールデンウィークの休みを利用して、
リセットしたいと考えています。

 

ゴールデンウィークの期間に出勤される
方もいるでしょうが、

 

今年は例年よりも休みが多い
という方がほとんだと思います。

 

ニュースでやっていましたが、
長い休みを過ごすのが苦手なのが日本人。

 

自らを振り返っても、仕事を引きずった
まま休みに入ることが多く、
有意義に過ごした記憶があまりありません。

 

ここ数年は、休みのうち何日かは、
あえて旅行するようになりました。

 

どこに行っても高いからと、
ゴールデンウィークにどこにも
行かないことが多かったのですが、

 

行ってみると、絶好の陽気で、
ゴールデンウィークは旅行にうって
つけだと感じています。

 

先月読んだ記事に、こんな表現が
ありました。

 

人間は「人から学ぶ」「本から学ぶ」「旅から学ぶ」以外に学ぶ方法を持たない動物である

 

先月読んだ記事ながら、この記事は
少し前のライフネット生命保険(株)創業者
出口治明さんの投稿記事でした。

 

DIAMOND ONLINE:読書のすすめ――本から学ぶことの効用と古典の重要性(2012.4.10)

 

 

ほとんど旅行に行くことがなかった
自分も、ここ数年、旅行に行くようになり、

 

「旅から学ぶ」ことって、大きいと
実感しています。

 

日常を切り離した状態をつくると
感じ方に幅がでる、視野が広がる
と思っています。

 

しかし、今年のゴールデンウィークは
読書の時間にあてようと考えています。

 

出口治明さんは、

 

「人から学ぶ」「本から学ぶ」「旅から学ぶ」

 

の中で、「本から学ぶ」が一番多かった
気がすると書いています。

 

自らを振り返っても、旅行に行く余裕が
あまりないまま来てしまったので、

 

「本から学ぶ」が一番多かったように
思います。

 

本を読むことは、著者と対話することなので、
「人から学ぶ」ことにもなります。

 

この記事で注目したのが、
古典の重要性」ということです。

 

出口治明さんの恩師がこんな話を
されたそうです。

 

「古典を読んで分からなければ、自分がアホやと思いなさい。新著を読んで分からなければ書いた人がアホやと思いなさい(即ち、読む価値がない)」

 

その後、こう続きます。

 

古典は人類の長い歴史の中で選ばれて今日まで残ってきたものであって、いわば市場の洗礼を十二分に受けている。一冊の古典はビジネス書10冊、いや100冊に勝るかも知れない。

 

それなりに本は読んできたつもりですが、
古典は苦手でした。

 

分かりやすく言うと、岩波文庫の本。

 

出口治明さんは、岩波文庫の薄い本から
読んでみたらどうかと勧めています。

 

どうして古典が役に立つかといえば、

 

人間の行動を司る脳が約1万3000年前のドメスティケーション以来、進化していないからである。

 

ドメスティケーションが分かりづらいですが、
人類が、植物栽培や家畜飼育を始めた
ことを指すようです。

 

人間の喜怒哀楽は、どのような時代であっても
変わりがないといいます。

 

人間とその人間が創り出す社会に対する
洞察力がなければ、ビジネスは成功しない。

 

古典は、歴史でも文学でも、
人間と人間が創り出す社会に対する
鋭い洞察に満ち溢れている。

 

だから、古典が有効なのだ
ということのようです。

 

ちょうど同じ時期に、一流と二流の差は、
読書で洞察力を養っているかどうかの
違いであるという話を読んでいました。

 

洞察力は読書でしか得ることができない
という話です。

 

少し前に紹介させてもらった良書。

 

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』(山口 周[著] / 光文社[刊])

 

この中でも、アートに触れることと、
哲学、文学、詩から学ぶ
重要性が説かれています。

 

古典の内容は、現代にとっては
古く、事実と異なるような内容もあります。

 

しかし、その思考プロセスを学ぶことが
重要であるということです。

 

長い歴史の中で選ばれ、
今日まで残ってきた本であれば、

 

そこにある思考プロセス学ぶことで
洞察力を養うことができる。

 

山口周さんは「美意識」という表現を使って
いますが。

 

「洞察力」「美意識」に共通しているのは、
仕事をしていく上で判断をする力。

 

データドリブンの時代になればなるほど、
人間の「洞察力」「美意識」にかかる
比重が増えていく、そう指摘されいます。

 

これは本当にそうだなと思います。

 

さきほどの記事、すぐに読めるので、
ぜひ読んでみてください。

 

山口周さんの本は、
洞察力に優れお薦めです。

 

本日のこの記事の内容が、延々に、
様々な例証をもとに表現されていて、
読み応えがあります。

 

とっつきにくかった古典を読むことを
ゴールデンウィークと言わず、
今後の課題、実践にしていきたいと
考えています。

 

1週間切りましたが、
有意義なゴールデンウィークを
お過ごしください!