2019.3.10 ヂヤンテイ君

春の養生を意識して、不安定な時期を乗り切ろう!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

今年の「仕事は始め」を前に、
冬の養生について書かせてもらいました。

 

昨年、2月中旬からこの時期にかけて
珍しく体調を崩したことから、

 

今年は用心しなければ
という気持ちからでした。

 

仕事をする上でも、
健康な身体があってのことなので。

 

冬の養生を意識したことが
良かったからか、

 

今年の冬は、体調を崩すことなく
ここまで来ることができました。

 

と言っている間に春ですね。

 

年度末で繁忙期の真っ只中、
日曜日くらい、普段忘れがちな
心と身体のケアについて
調べておこうと、

 

「春の養生」について調べてみました。

 

「春の養生」このキーワードで、
検索結果の一番上に表示
されたのがこのサイトです。

 

春の養生 – 神代薬局

 

「冬の養生」の時にお世話になった
佐賀県の神代(くましろ)薬局の
オウンでメディア。

 

相変わらず、ここのサイトの内容が
最も充実しています。

 

そのため、今回もこのサイトの内容を
中心に勉強させていただきます。

 

暦の上では、「立春」(2月上旬)から「立夏」(5月上旬)までが春となっています。現在では、3月から5月末頃のことをさします。芽が出て花が咲き、虫たちも活発に活動を始める季節です。

 

寒さが緩み、桜の話題がではじめると
春ですね。

 

若い頃はこの時期、特に3月から4月に
かけてが苦手な時期でした。

 

精神的に不安定になりやすく、
心ここにあらず、「そぞろな心」
と勝手に呼んでいましたが、

 

心がちぎれるような感覚に
なったものです。

 

「桜」を題材にした曲に表現される
ような切なさをともなう不安定感。

 

それを、東洋医学から説明すると
こうなるようです。

 

強い春風が吹きあれ、動植物も目覚め始めるように、私たちも身体的・精神的に目覚め不安定な状態になりやすい時期です。特に、自律神経系の病に注意しましょう。

 

もう少し詳しい説明になると、
春の三ヶ月を『発陳(はっちん)=発生』
と言うらしく、

 

春の由来も、『発る』『張る』から
来ているそうで、初めて知りました。

 

冬の養生では、エネルギーを蓄える
という話がありましたが、

 

春になると、その蓄えられた
エネルギー(芽)が、
活発になっていく。

 

良いエネルギーだけでなく、
負のエネルギーなども発散していくため、
持病やアレルギーなども出やすい
のだそうです。

 

冬は、陰気がもっとも盛んな季節
とありましたが、

 

春は陽気が増えてくるため、
適度な運動をして、
陽気を発散する必要がある。

 

散歩を兼ねたウォーキングが
勧められていたますが、
この時期、花粉が辛いですね。

 

春は『』だそうです。

 

冬は、『腎』の働きが弱くなりやすい
季節でした。

 

東洋医学では、春は『肝』の気がたかぶりやすい季節なので、『肝』を補養することが大切と説いています。

 

ここでいう『肝』は、西洋医学でいう
肝臓の働きと全く同じではないそうです。

 

肝臓の本来の働きである血液の貯蔵、分配、解毒などのほかに、目や筋肉、情緒のコントロール機能などまで広範囲にわたっています。

 

『肝』は春の陽気に刺激され
肝気がのぼりすぎることがある。

 

すると、目の充血や頭痛、イライラ、
不眠症、情緒不安定、血圧が上がるなどの
症状につながるようです。

 

陽気って、良いイメージがありますが、
『肝』にとっては、気をたかぶりやすく
させてしまうもの。

 

だから発散させる必要がある
ということのようです。

 

補養という言葉、あまり聞きませんが、
栄養を補う意味で使われるようで、

 

春の補養は酸味だそうです。

 

柑橘系の中でも酸味のあるもの、
ゆず、レモン、オレンジなどを
適度に摂ると良いとあります。

 

酸味は摂りすぎると、すい臓、胃を
傷めるので「甘味」で加減できる
柑橘系が良いようなのです。

 

酸味には収斂作用があるようです。

 

タンパク質の性質を変化させ、
組織や血管を縮める作用のようで、

 

肌にバリアを張り、すべすべにし、
肌を引き締めることになり、
美容用語にもなっています。

 

春は皮膚病にも注意なようなので、
「甘味」を意識すると良さそうですね。

 

『肝』の働きが滞ると
』の感情が出やすく、

 

イライラしたり、
不安感が強くなりやすいとされ、
『勘(肝)に触る』の由来にも
なっているようです。

 

春の不安定さの原因が
分かった気がしました。

 

春眠暁を覚えず」という漢詩があるくらい、
春の朝は心地よいものです。

 

『枕草子』にも「春はあけぼの」の歌が
ありますね。

 

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこし明りて。紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

 

春の朝を満喫するためにも、
早起きをして散歩することで、
陽気を発散する。

 

忙しいとはいえ、心と身体のために
季節を楽しみながら、
養生できればいいですね。

 

頑張りましょうね!