2014.1.30 mizuki

続・徹底解剖フォトウェディング!撮影体験記

recuerdo 

こんにちは!ヂヤンテイシステムのミヅキです。

前回のフォトウェディングの記事では、基本情報と人気スタジオをご紹介しました。今回は、「レクエルドRECUERDO銀座」のスタジオ撮影とロケーション撮影をリポートします。

 

実体験をもとに「これが良かった!」という点、あるいは「もっとこうした方が良かった!?」という点も、ありのままに丸ごとお伝えします。

打ち合わせから撮影日、プリントの仕上がりまで、具体的にリポートします。

結婚写真をお考えの方には、どちらのスタジオでの撮影の場合でも、きっと参考にしていただける点があると思います。

 

それでは、レクエルド銀座の洋装フォト婚を総レビューします!

 

撮影日まで(約1.5カ月前~)

 レクエルドRECUERDO銀座

スタジオ選び

撮影時間や気軽さも考えて、最初は、スタジオ撮影を検討していたのですが、写真の自然さに惹かれてロケーション撮影にすることにしました。少し意外ですが、スタジオ撮影とロケーション撮影で、費用は大差ありません。たしかに、最安・最高価格でいえばロケーションの方が高いのですが、プランの組み方次第というかんじです。

 

「洋装のみ、データが欲しい、アルバムは不要」という希望がはっきりしていたので、基本のパックがそれに適しているという点でも、レクエルドは私たちにとって理想的に思えました。

 

レクエルドの写真は、スナップらしい自然さが特徴です。くだけた良さもある一方、記念写真らしい新郎新婦の初々しさも感じました。最終的には、このスタジオの写真の雰囲気を好んで選びました。 

 

打ち合わせ

電話の予約から約2週間後に訪問すると、落ち着いたサロンでプランナーの方に迎えられました。押し売りのようなことは全くありません。むしろスタジオ側としては、他のスタジオと比較検討されるのが前提のようです。

前撮りとして考えているカップルであれば、式場を選ぶのと同様、いくつも見積もりを取って、よく比べるのでしょうね。こちらとしては決定だったので、そのまま試着に進みました。

 

それと前後して、指名するカメラマンを決めました。2013年秋の価格改定で、全国のレクエルドでは値上げが行われているのですが、指名料金は例外的に値下げしたそうです。指名をもらうことでカメラマンのモチベーションも上がるとのことでした。

 

ところで、ロケーション撮影では着替え場所がないので、原則として衣装を追加することができません。カラードレスも着たかったので、ロケーション撮影の前にスタジオで撮ってもらうプランを追加しました。

予算は20万円程度で、1か月前予約・セット申込み等、該当する割引の適用を受けて、追加購入データ料金を含め(撮影後支払い)、ほぼ予算通りでした。

 

衣装試着

修理に出ているドレス以外は、いくらでも見ることができて、たくさん試着をさせてもらいました。レクエルドでは、ドレスは白、カラーとも全てワンサイズなので、着たかったものがちょうど合ってラッキーでした。

 

衣装のデザインは、スタジオの雰囲気通り、クラシカルなスタイルのものが中心です。モードなタイプが好きな人には、もしかすると物足りなく感じるかもしれません。

 

ドレスは、ブログに出ている通りでサイズも確認できます。私は和装はしていませんが、着物もすべて見ることができますよ。

着物http://blog.livedoor.jp/recuerdo_staff/archives/50320034.html
ウェディングドレスhttp://blog.livedoor.jp/recuerdo_staff/archives/50325243.html
カラードレスhttp://blog.livedoor.jp/recuerdo_staff/archives/50325244.html

新郎の方は全身の試着はありません。ジレとジャケットを羽織って色味とサイズ感をチェックします。

 

 

当日までの準備

費用振込

レクエルドでは費用は振込のみ取り扱いです。スタジオ撮影は1週間以内、ロケーション撮影は2週間以内に、銀行の指定口座に振り込みです。

振り込んだ日かその翌日には、入金確認の電話をもらえます。

ブライダルインナー

試着時にインナーがあった方がよいと言われたので、近くのファッションビルで購入しました。なくても撮影に直接差し支えることはないですが、結果的にあって良かったと思います。

つまるところ補正下着ですので、スタイルは確実に整えてくれます。きちんと付ければ全然苦しくないですし、むしろ上半身をきっちりサポートしてくれるので安心して過ごせます。

天気の確認

ロケーション撮影では、天気ばかりは運次第!とはいえ、季節ごと、地域ごとに統計的な偏りがありますよね。ロケ地に検討がついたら晴天率をまとめたサイトをチェックしてみるとよいかもしれません。

紅葉情報も桜の開花情報も、インターネットが頼りになりますね。

 

直近の天気予報を一緒に見るために、撮影日前日、スタジオから確認の電話が入ります。雨天の場合は延期、くもりであれば決行です。

私は仕事中出られないと困るので、昼休みにこちらから電話しました。

 

撮影当日

 make

ヘアメイク

スタジオに向かう時はメイク、ヘアスタリング剤等はしてはいけません。ただし、すっぴんに抵抗のある方は、自分でした上から重ねてメイクしてもらえるそうです。

 

私服は、成人式や卒業式の着付けのイメージから、かぶりものは良くないかも、と後開きのワンピースを着ていました。実際は、メイク・ヘアメイクの前にガウンに着替えたので、何を着ていっても大丈夫そうです。

 

アップスタイルとダウンスタイル各1枚写真を持って行きました。化粧台の上に雑誌も何冊かありましたが、そちらは見ませんでした。あまりヘアメイクにこだわりのない人こそ、雑誌で迷ったり口頭で説明するのにとまどったりしなくてすむので、写真持参はおススメです。

 

もし予算と時間の都合がつくのなら、撮影日の前にヘアメイクリハーサルをすると良いかもしれません。あるいは、前撮りとして利用する人にとっては、それが結婚式や披露宴当日のリハーサルになるので、ヘアメイクチェックの意味でもフォトウェディングの良さが現れますね。

 

スタジオ撮影

 camera

ヘアメイク終了後、花束とアクセサリーをチョイス。ドレスに合いそうなものをいくつか並べてもらい、そこから気に入ったものを選びます。

 

多ポーズ撮影

最初に正ポーズと呼ばれる、記念写真らしいカットを撮影した後は、撮影小物を使って遊び心のあるカットをたくさん撮ってもらいました。次々にカメラマンの方に定番のポーズを指定してもらえるので、楽しく従っているだけで大丈夫です。

 

レクエルドのスタジオでは、正ポーズ含め三脚なしの撮影でした。

背景のカーテンリールなども写りこんだ状態で、カジュアルに撮影が進みます(トリミングされて納品されます)。

 

 

ドレスと体型

スタジオの撮影データを見て改めて思ったことですが、体型をカバーするためのチョイスというのも大事ですね。

自信がないところを単純に隠そうと思うと選べるデザインも狭まってしまいます。

綺麗に見えるドレスのタイプ、ヘアスタイルなども、ばっちり調べていきましょう。

ゼクシィnet「ドレス選びの極意」 

新郎新婦それぞれの体型だけでなく、ふたりの身長差も(ヒール高込みで)考慮に入れて選ぶと、よりバランスの良い写真を撮ることができると思います。

 

 ロケーション撮影

 

 HibiyaPark

スタジオ撮影後、着替えてヘアメイクを変え、タクシーで日比谷公園に向かいました。

その日の公園は本当に素晴らしい紅葉でした!

 

日比谷公園

日比谷公園は、銀座サロンから最も近い(=移動時間が短くて済む)ロケ地のひとつです。樹木が多い一方、都会らしい洋風庭園ですので、バリエーションに富んだ背景を楽しむことができます。紅葉シーズンは特におすすめの公園です。

…と解説では聞いていましたが、想像以上に良いところでした。何年か前に一度行ったことがあったのですが、秋はこんなにきれいなんですね。

 

公共の施設ですから、実費が安いというのもお買い得なかんじです。

みんなもっと日比谷公園で撮ればいいのになあ!とすっかり気に入ってしましました。ただし、根本的に人出が多いこともあり、撮影不可の期間もあるそうです。また、三渓園(横浜)のお茶室のように雨天をカバーできる施設はないので、そのあたりが今ひとつ日比谷公園がオススメされていない理由なのかも…。

 

人出の多さ

そういうわけで、官庁街の真ん中で良くも悪くも人はとても多いところです。知らない人のスマホも結構向けられていました。忙しそうなスーツ姿の方々の道をふさぐ形になっても少し焦ります(基本的には、邪魔にならないようカメラマンの方が注意してくれています)。

一方、道行く紅葉狩りの方々からたくさん「おめでとうございます」と言ってもらいました。嬉しい気持ちになります。

 

新郎の役目

ロケ地移動のエスコート含め、外撮影の成功のカギは、新郎の占める部分が大きいようです。例外は多いでしょうが、およそ女性の方が写真慣れしているので、どれだけ男性の方もテンションを上げて挑めるかが問われてきます。人目もありますし、着慣れない服で移動する(&新婦を移動させる)ことにもなるので、新郎はタイヘンです。

 

 

撮影後日

 monocolor

納品

アルバムを購入していないので、データDVDと六つ切り台紙の納品です。3週間から1箇月で(アルバムがあれば+1箇月)、という予告でしたが、ぴったり3週間目の納品でした。可愛いポストカードにプランナーとカメラマンの方からメッセージを付けてくれていて、暖かい気持ちになりました。

 

プリント

スタジオ撮影の背景トリミングでも触れましたが、写真データは加工編集して納品されます。若干ビビッドな色補正がかかっていますが、プリントしてみても綺麗な仕上がりでした。

紅葉の濃い色の背景に真っ白のドレスという強いコントラストでも、かなり自然な色味です。モノクロはカラー以上に「写真らしい写真」で、とても良い感じでした。

 

私たちは具体的なアイディアは何もありませんでしたが、アイテムだけ、新郎新婦ピンなど、カメラマンの方からどんどん指定してもらったので、アルバムを作る際はとても助かりました。定番のポーズは決まっていると思いますので、撮影のアイディアはスタジオの方に完全に甘えちゃっても大丈夫だと思います。

 

 

ちょこっとNG

 dack

①   アテンド料金

ロケーション撮影ではヘアメイクアテンドは必須です。

広告の値段はアテンド無しの金額ですし、各種割引計算(パーセント)の基準となるプラン料金もアテンドを含まないものです。ヘアメイクアテンドはオプションではないのですから、実体とは異なりますね。

ヘアメイクアテンドといっても、仕事は荷物持ちのようなもの。この点については明朗会計とは言えません。

 

②   タクシー

セダンなのかワゴンなのかで一時混乱がありました。実質的には不自由もなく、車両が間違っていても大したことではありません。

しかし問題は、現場のスタッフ(ヘアメイクアテンドorカメラマンの方)が「何が正解か」というのを知らずに混乱してしまう点ではないかと思います。情報共有には不足を感じます。

 

③   アンケート

これはレクエルドに限らず、フォトウェディングのスタジオでは、よくホームページなどで「利用者の声」が紹介されていますよね。

でも、アンケートは匿名でもないし、撮影直後のテンションで書きますし、公平なフィードバックにはなりません。実体はアンケートというよりも、その日お世話になったスタッフの方々へのお手紙というかんじです。これを「満足度」をはかる基準にするのは適切ではありません(手紙になるだけの関係が築けているという評価にはなりますね)。

 

④   データ購入

スタジオのデータはあとで購入できるんですよね、というのはこちらから何度か聞いていたのですが、具体的な値段は撮影後に初めて聞いたので、高くて少し驚きました。1枚7,000円(5枚セットで25,000円)追加で振り込む形でした。

撮影カットの多さからしても、ロケーション撮影の様にまとめて購入する方法があるものと思っていたので、この点は失策でした。料金表はスタッフの方が手元で見ているだけで渡されないので、まあ自分から確認するべきではありました。

 

データを多く購入することになったので、アルバムプランの方がお得ですよ、とも勧められました。でも、アルバムは不要でしたし、お得でも金額が高ければ意味がないですし…。しかし後から思えば、プラン自体の変更ができるのなら、もともと払ってあるものとの差分でよかったのでしょうか?結局わからずじまいです。

 

このあたりの混乱は、当日担当プランナーの方が休みだったこともあるかもしれません。

顧客の撮影日は散らばるだろうので、担当が必ずしも居ないのは仕方ないと思いますが、

きっちり申し送りをしたりフラットにカルテを共有したり(しているのかもしれませんが)、スタジオ全体で責任を持って対応してほしいですね。

 

⑤   ブログの内容が間違っている

ブログでは全体的に誤字脱字が多いです。情報が錯綜しているというより、単純な誤記だろうと思われるもの(ハイパーリンク先のURLがヘン、ドレスが写っているのに「和装」と書いてあるなど)が目立ちます。

公式ホームページはなかなか更新できないので有志でブログをがんばっているそうです。

これからに期待!

 

おわりに

 bench

撮影当日はとても楽しく、綺麗な写真がたくさん残って、期待していた以上に良い記念になりました。

 

今回のフォトウェディングでは、私自身も、ネットで調べておいて良かった!と思ったところが色々ありました。この記事にも、写真撮影をされる方が「読んでおいてよかった!」と思える部分があれば幸いです。

 

レクエルドは北は札幌から南は福岡まで、全国にスタジオがあります。マタニティ、成人式、七五三などの撮影プランも提供しているので、節目の撮影にはご一考の価値あり!

ぜひすてきな記念写真を撮ってくださいね!