2019.7.10 ヂヤンテイ君

選挙(公選)ハガキはリアル版SNSになる!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

選挙運動期間中なので、
本日も選挙にまつわる話題です。

 

選挙運動期間中に使える限られた
印刷物として、

 

昨日までに選挙選挙ポスターと、
選挙運動用ビラ(証紙ビラ)を
見てきました。

 

本日は選挙ハガキを取り上げます。

 

選挙ハガキは、公選ハガキや
法定ハガキとも呼ばれています。

 

選挙活動の中で、
かなり重要なアイテムではないかと
想像できます。

 

このブログの中でも、
デジタル×アナログの組み合わせ施策が
効果的である話を何度か紹介しました。

 

短い選挙運動期間中に、
ダイレクトに手元に届く選挙ハガキは、
影響力があると想像できます。

 

ビラに比べると紙面は限られますが、
詳しい情報は、QRコードからサイトに
導き案内することができます。

 

選挙ハガキの使い方は2つです。

 

1つ目は、立候補者が直接、
有権者に向けて発送する方法。

 

実は、偶然にもこの原稿を書いている
最中に、比例代表東の立候補者から、

 

私宛の選挙ハガキが届きました。

 

 

 

 

このように、消印のところが選挙に
なっているのが選挙ハガキです。

 

7.4と選挙公示日も刻印されています。

 

郵便料金は公費でまかなわれるため、
立候補者の負担はありません。

 

送られてきた選挙ハガキは案の定、
バリアブル印刷技術を使っていました。

 

宛名の文字は、手書き風フォント。

 

ハガキの文面に3行のメッセージが
印刷されているのですが、

 

その文面の中にも私の名前がしかっり
印刷されています。

 

「あなたのためだけの手紙」という演出を
しています。

 

DMが見なおされているのは、
発送先のデータの精度と、

 

このバリブル印刷技術の向上が
あってのことです。

 

DMを使って、
One to Oneマーケティング施策が
できるようになったのです。

 

選挙ハガキを受け取った感想としては、
こういう立候補者がいるのか、
というところまで。

 

選挙ハガキが届かなかったから、
この立候補者に対して、何も関心を
寄せなかったでしょうから、

 

知らない人に認知しもらうためには、
インターネットより、

 

選挙ハガキの方が有効だと感じました。

 

しかし、選挙ハガキのもう1つの使い方
をすれば、票が増えるのではないかと
思います。

 

それは推薦してもらうこと。

 

立候補者を応援する方が、
自分の知り合いに、推薦者として自分の
名前を書いた選挙ハガキを送る方法です。

 

選挙ハガキは、あくまでも立候補者が、
郵便局から差出す必要があるため、

 

有権者の方が、立候補者から、
選挙ハガキを預かり、推薦者欄に
自分の名前を書き、

 

そのまま、知り合いの有権者に送ることは
禁じられています。

 

宛名欄に、
知り合いの方の住所と氏名を書き、

 

推薦者欄に自分の名前を書いたら、
立候補者の選挙事務所に戻し、
立候補者が郵便局から差出します。

 

知り合いの方から、選挙ハガキが
届いたら、意識の度合いが違うと思います。

 

「あの人は、この候補を応援している
のかあ。この候補、どんな人だろう」
と必ず関心を持ってもらうことができます。

 

SNSのリアル版のようなものです。

 

今の時代、信頼できる方からの
おすすめは、とても効果があります。

 

このような理由から、選挙活動の中で、
かなり重要なアイテムになると
思います。

 

選挙ハガキのサイズは、100×148mm。

 

公職選挙法には、葉書のサイズ規定は
書かれていないので、

 

郵便はがきの決まりの中で、発送できる
のだと思います。

 

そうすると、107×154mmまでに
することができます。

 

参議院選挙の比例代表の場合、
選挙ハガキの制限枚数は150,000枚。

 

参議院選挙の選挙区の場合は、
選挙運動用ビラと同じように、

 

選挙区内の衆院選挙区の数によって
変ります。

 

基本は35,000枚で、衆院選挙区が1を
超えるごとに2,500枚追加できます。

 

選挙運動用ビラもそうですが、
制限枚数があるのは、

 

資金力による候補者の有利不利を
なくすためですね。

 

本日、手元に届いた選挙ハガキは、
110kgくらいのハガキ用紙としては
かなり薄いもの。

 

デジタル印刷用の特殊紙なので、
紙の種類が分からなかったのですが、
感触の良い紙ではなかったです。

 

はがきは、やはり180kgの
しっかりとした紙を使った方が良いです。

 

写真の発色を良くすることが目的なら
アートポストがおすすめですが、

 

どこにでもあるDMハガキに
なってしまいます。

 

そういう意味では、個人的に
上質紙の180kgがおすすめです。

 

肌触りが良いので、受け取った方に
良い印象を与えると思います。

 

上質紙にカラー印刷することを
デザイナーに伝えれば、

 

紙の質感を活かしたデザインに
してくれるはずです。

 

当社なら当然そうしますので。

 

投票日に、選挙ハガキが到着すると
選挙違反になるので、

 

選挙ハガキの差出しは、スピード勝負
だと思います。

 

選挙活動にインターネットが使える
ようになりましたが、

 

ダイレクトに手元に届けることができる
ハガキの威力は健在だと思います。

 

応援している立候補者がいたら、
立候補者のサイトから、選挙ハガキの
申し込みができます。

 

街頭演説の会場でも配布しているはずです。

 

選挙ハガキがどんなものか確かめ、
応援している立候補者が
当選できるよう、

 

選挙ハガキを使ってみましょう。

 

当社も印刷の仕事をしているので、
ハガキが世の中を変える手段になったら、
うれしい限りです。

 

選挙から、マーケティングを学ぶことが
できると思っています。

 

選挙を知る記事を、もう少し続けたい
と思います。