2019.2.4 ヂヤンテイ君

マルチメディアって何だったのか、確認してみました

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

一昨日、
異種のメディアを組み合わせて

 

商品やサービスを訴求する広告手法、
メディアミックスについて
確認してみました。

 

確認してみたように、
メディアミックスは1970年代から
使われている広告手法であり、

 

メディアが増えた現在でも、
2つの意味で使われている
言葉でした。

 

話が前後してしまいましたが、
1980年代にブームとなった
ニューメディアについて、
その前日に確認してみました。

 

多様化するタッチポイント
ということであれば、

 

新しいメディアが出現した
ニューメディアにも触れておく
必要があると考えたからです。

 

ニューメディアという言葉よりは
少し後だったと思いますが、

 

同じように1980年代に、
マルチメディアという
言葉をよく耳にするようになりました。

 

マルチメディアという言葉が
使われるようになっていたことは
よく覚えているのですが、

 

それをどう解釈していたのか、
今となっては、
あまり覚えておらず、

 

あらためて確認してみました。

 

文字や音声、動画、静止画などの複数の媒体(メディア)をコンピューターを使用して表現する技術、またはシステムのこと。

コトバク:マルチメディア

 

これだけ読むと、
現在のWEBサイトが正に
これにあたり、

 

WEBサイトのことを
マルチメディアとは誰も
言いませんが、

 

複数のメディアを使用して
表現することをマルチメディアと
言うのなら、

 

概念としては、
WEBサイトはマルチメディア
なのだと思います。

 

この当時、インターネットはまだ
一般的には使われていませんでしたが、

 

テレビや映画は当然あり、
音声、動画、静止画などを
使用して表現していました。

 

それにもかかわらず、
マルチメディアが注目されたのは、

 

コンピューターで一元的に
扱うことができるようになった
からだと言います。

 

それまでは、コンピューターで
画像や動画、音声を扱うのは
大変だったということです。

 

今では信じられないかも
しれませんが。

 

そういう時代背景の中で
生まれた言葉であると
把握して良いと思います。

 

ゲームや図鑑のCD-ROMが
マルチメディア作品と呼ばれて
いました。

 

専門学校や大学も一時期、
CD-ROM版の学校案内がありました。

 

専門学校では、マルチメディア
とついた学科やコースもでき、

 

学校名にもなっていった時のことを
覚えています。

 

教育現場では、マルチメディア
という言葉は、人気がありました。

 

現在類似の言葉として
リッチメディアという言葉
が使用されています。

 

時が経ち、マルチメディアという
概念が包括されていき、

 

マルチメディアという表現を
しなくても良くなった
ということではないでしょうか。

 

過去の言葉になったマルチメディア。

 

しかし、ヨドバシカメラでは
店舗の名前で使っていますね。

 

幅広い品門を取り扱っている
ことをマルチメディアという言葉
で表現しているようです。

 

また、出版業界では、
画や小説などの出版物原作を
アニメ化したり、ゲームにしたり
することを

 

「マルチメディア展開」と呼ぶようです。

 

一昨日取り上げたメディアミックスも、
近年は、これと同じうような意味でも
使われているようで、

 

複数メディアを通じて展開する
ビジネスモデルのことを
指すようです。

 

広告コミュニケーション、
タッチポイントの多様化という意味では、
趣旨から逸れてしまうため、

 

マルチメディアという言葉は
意識しなくても良いでしょうね。

 

動画、静止画、文字、音声などを
まとめて表現できることが
マルチメディアであり、

 

現在のコンピューターでは
常識的な機能となり、

 

マルチメディアという言葉が
使われなくなったこと。

 

一部で、多くのメディアの総称の
ように言葉が残っている。

 

そう考えれば良いようです。

 

明日は、クロスメディアです。