2018.10.26 ヂヤンテイ君

フロー型からストック型へ!ビジネスモデル変換について

 

 

印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

昨年くらいから、
定額制の販売スタイルが、
テレビでよく紹介されるようになりました。

 

定額制カフェに、
ラーメン屋の定額制サービス

 

最近ではランチの定額サービス
のニュースもありました。

 

この話題の中で、
取り上げられていた言葉が、
サブスクリプション型ビジネス。

 

継続課金型のビジネスモデルを指し、
「月額制」や「年額制」などの
料金設定モデルがあります。

 

あらゆる業界で、
フロー型からストック型への
ビジネス変化が起こりつつあるらしいのです。

 

サブスクリプション型ビジネス
について調べてみると、
興味深い考察があるのですが、

 

フロー型とストック型のビジネスの
違いを、本日は確認しておこうと
思います。

 

フロー型ビジネスは、
その時々の契約であったり、

 

商品やサービスを販売したり、
仕事を請け負うビジネススタイルです。

 

当社が、印刷物の制作やWEBサイトの
制作を請け負うのもこれに当たり、

 

医者も弁護士も、飲食店もコンビニも
フロー型ビジネスです。

 

取引がその都度なので、
継続的な利益は得られませんが、

 

利益率が高いビジネスが多く、
ストック型に比べると
早い段階で利益を得ることができます。

 

しかし、安定していない
という欠点があります。

 

ストック型ビジネスは、
都度の取引でなく、継続的に
収益が入ってくるビジネススタイル。

 

携帯電話代、不動産の賃貸、電気代、
レンタルサーバー、塾代、スポーツジム代
などです。

 

安定的な収入が期待できますが、
損益分岐点を超えるまでに
時間がかかります。

 

フロー型からストック型への
ビジネス変化が起こりつつあある
というのは、

 

フロー型のビジネスと並行し、
ストック型のビジネス構築していく
という流れなのだと思います。

 

ZOZOTOWNの「おまかせ定期便」
なども良い例でしょう。

 

我々の業界でも、
以前は、IllustratorやPhotoshopの
パッケージソフトを購入していましたが、

 

現在ではクラウンド型の定額制
販売になりました。

 

Adobeもストック型へ
変換したことになります。

 

これだけ不安定な世の中、
モノが売れない世の中にあって、
安定的な経営を求めるのは、
至極当然と言えるでしょう。

 

こうしてみると、
ストック型ビジネスは
資金と時間がかかります。

 

継続課金に値する商品、サービス、
インフラなどが必要だからです。

 

しかし、最初に取り上げた
定額制カフェに、
ラーメン屋の定額制サービス
のモデルを考えると、

 

ストック型ビジネスへの見方も
変ってきます。

 

今現在の資源を使うことを前提に、
ストック型ビジネスを検討しても
良いのかもしれません。

 

中古車販売のガリバーは、
月額定額クルマ乗り換え放題サービス
『NOREL(ノレル)』を始めました。

 

スーツのAOKIは、
月1回スーツを変えることができる
レンタル定額スーツを展開。

 

Adobeでなくとも、
IT業界のサービスにも定額制の
サービスはたくさんあります。

 

このフロー型とストック型の
ビジネスの考え方を意識しておく
必要があるなと思い、
今回取り上げてみました。

 

どんなビジネスもストック型に
することができるかもしれません。

 

シェアリングエコノミーが人気の今、
消費者・ユーザーがストック型を
求めているとも言えます。

 

フロー型ビジネスの企業は、
ストック型を検討してみては
いかがでしょうか?