2018.11.21 ヂヤンテイ君

個人の写真を企業が利用する、UGC写真素材サイト!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

このところ、
UGC(User Generated Contents)
特集のような感じで、

 

このGentie(ヂヤンテイ)ブログでは、
ユーザーが生成したコンテンツ=UGCの
マーケティング活用について、

 

様々な角度から紹介させて
いただきました。

 

実際に、お客様に提案するために、
見本となるビジュアルを準備
しているのところなのですが、

 

印刷物で活用しようとすると、
Instagramからダウンロード
した画像は容量がなく使用できません。

 

そのため、広告写真ではなく、
UGCを連想できるような写真を
探すことになるのですが、

 

そんな用途に合った
写真素材サイトが既にあったので
驚きでした。

 

それだけUGC活用が、現在注目
されているということでしょう。

 

本日は、
UGCを活用したクリエィティブに
必要となるUGC写真素材サイト
を紹介させていただきます。

 

写真素材サイトについては、
これまでもこのブログで紹介
させてもらっています。

 

一覧表付き!無料写真素材サイト紹介記事7選!

 

クォリティを求めて。プロが使っている有料写真素材サイト7選!

 

無料写真素材サイトと、
有料写真素材サイトを
紹介させていただき、
ある程度は網羅できていたため、

 

あと紹介するなら、海外の
写真素材サイトくらいだなと
考えていたのですが、

 

UGCというテーマで
写真素材サイトができるとは、
考えも及びませんでした。

 

プロではない個人が、
スマホで撮影した画像を
企業が活用する時代になった
ということですね。

 

とても感慨深いものがあります。

 

それでは紹介させていただきます。

 

 

「Snapmart(スナップマート)」

UGC写真素材サイトとして、
代表的なサービスが
「Snapmart(スナップマート)」です。

 

スマートフォンで撮影した写真を
売買できるアプリのようです。

 

説明にはこうあります。

 

プロが撮影するような作り込んだ世界観とは違った、なにげない日常のふとした瞬間やリアルな表情など、素人ならではのナチュラルな写真素材が毎日多数出品されています。普通のストックフォトサービスでは探し出せないレアな写真素材も、スナップマートなら見つかるかもしれません。

 

写真を見た感想は、
きれいな写真が多いな
ということ。

 

Snapmart

 

きれいな写真の方がもちろん良い
のですが、

 

UGCって、広告写真とは違って、
リアルテイストだと考えていたので、

 

イメージ写真のようなものが多く、
これをUGCとして
活用できるのかな?
と感じました。

 

フィルター加工したような
いかにも、Instagram写真
のようなものもありますが、

 

UGCとしてこれで良いのか
というのが第一印象でした。

 

プロインスタグラマー(?)の
インスタ映えする写真が
ストックされているように感じます。

 

 

「ForYourImages(フォーユアイメージズ)」

あのアマナイメージズまで、
と思ったのですが、

 

もともとあった、
ロイヤリティフリー専門サイトを、
マーケットプレイスに進化させた
サービスのようで、

 

広告表現における生活者目線の
クリエイティブニーズの高まりを受け、
UGCを拡充する

 

と書いてありました。

 

ForYourImages

 

写真を見たのですが、
先ほどのSnapmartよりもさらに、
UGCとしてこれで良いのか
というのが第一印象でした。

 

アマナイメージズのように、
メインビジュアルで使用できそうな
写真はありませんが、

 

スナップ写真というよりも
やはりストックフォト
といった感じ。

 

ユーザーが撮影した写真というよりも、
アマチュアカメラマンが一眼レフで
撮影した写真。

 

パフレットやWEBサイトの
インサートカットとして使えそう
なものはありますが、

 

UGCとして利用しようと
思わせるものは、少し探したけでは、
見つけることができませんでした。

 

探すテーマによっても違うのかも
しれませんが。

 

 

「Photo+me(フォトミー)」

昨年末リリースされたばかりの
企業とユーザーをつなぐ
写真マッチングサービスです。

 

探すだけではなく、
プロモーション用の画像を
会員から募集することもでき、

 

単なる写真素材サービスでは
ないようです。

 

Photo+me

 

会員(Snapmartクリエイター)が、
口コミまでしてくれるサービス
まであります。

 

写真の提供だけでなく、
SNSで拡散までしてくれるようです。

 

企業はUGCを活用したキャンペーンを
展開する際に、UGCを集め、
拡散するまでを
依頼することができます。

 

Instagramで#byphotome
をつけている投稿は、
このサービスに写真を販売するのが
目的のようで、

 

企業が依頼する場合は、
独自のハッシュタグを作って
募集するようです。

 

どんな写真があるのか
見たいところですが、
見ることができず残念でした。

 

会員登録用のサイトは別に
なっていました。

 

こちらです。

 

 

 

「PIXTA(ピクスタ)」

4年前に紹介させていただいた
有料写真素材サービスでも
取り上げたのですが、

 

「PIXTA(ピクスタ)」も
スマートフォンで撮影した
写真の投稿・販売が可能に
なったようです。

 

PIXTA Channel:PIXTAでスマホ写真の投稿販売が可能になりました。(2018.1.31)

 

というよりも、少し調べてみると、
先ほどのSnapmartは、PIXTAの
子会社となったようです。

 

そのため、PIXTAにも
スマートフォンで撮影した写真が
入ってきたのでしょう。

 

PIXTA

 

しかしながら、写真をざっと
探しただけでは、

 

スマートフォンで撮影した
と思われる写真を見つけることが
できませんでした。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

 

いくつかのサービスをUGC活用
という視点で見てみたのですが、

 

SNSのフィード内に馴染むUGC
としての写真はまだ少ないなあ
というのが私の感想です。

 

UGCを使った広告クリエイティブ
と考える場合、やはり、

 

ユーザーが撮影した写真そのものを
厳選して利用するのが一番良いと思います。

 

SNS広告であれば尚更そう感じますが、
印刷物で使用するには、
そのままの画像品質では、
使用できないこともあるので、

 

UGC写真素材サービスが
もっと充実してくれると
良いなと思いました。

 

UGCとしてこれで良いのか
と書いてしまいましたが、

 

スナップ写真以上で、
アマチュアカメラマン以下、

 

あまり、きれい過ぎず、
構図もまとまり過ぎず、
背景もすっきりさせ過ぎない
ややリアリティを感じる写真、

 

UGCは、そんなイメージなので、
案外、難しいなとも感じました。

 

一般ユーザーがこの手のサービスで
販売するにも、売りたいという意思が
入り込むと、UGCではなくなるの
かもしれません。

 

Photo+meのように、
ハッシュタグをつけるだけで
出品となるような、

 

売れたらラッキーくらいの投稿写真が、
UGCの活用という意味では、
ちょうど良いのかもしれません。

 

昨日紹介した、リポストではなく、
UGCを使った広告クリエィティブ
なので、バランス感覚が必要ですね。

 

UGC写真素材サイトは
今後、増えると思います。

 

Photo+meのような、SNSから
直接集めるようなものが増えると
予想できるのですが、

 

印刷用に使えるUGC画像が
ほしいので、Snapmart、
ForYourImages、PIXTA
にも期待です。