●研修制度一時停止のお知らせ〜1999.6〜2002.3
印刷の営業をする人間は、製本や印刷の作業を実践しないと印刷を理解できないと、 長く印刷に携わる方は言われます。製本と印刷が直接つながっているのは当然で、どう いう製本をするかで、印刷が決まり、製本会社に入れるときの印刷物の用紙の積み方ま でも決まってきます。その印刷をするために刷版といわれる、印刷をするための版の焼 き方が決まり、その前の行程であるフィルムの作り方が決まります。そして、さらに遡 れば版下の作り方が決まってくることになります。しかも今は概ねDTPをという手段を 使ってです。他にも用紙の選択などもそこに関わってきます。たくさんの選択肢と行程 のある、印刷物全てを把握していないと営業ができないということになります。
DTPを手段に、最終的に出来上がるものは印刷物です。版下を作っているのですが、ある 意味では印刷物の設計図を作る作業も伴ってきます。それにデザイン性まで要求され、さ らには、日に日に進歩していくアプリケーションやOSについていかなければなりません。 デザインが優れていて、しかもしっかりとした制作ができる方というのはなかなかいませ ん。当サイトの登録職種でデザイナーとオペレーターを分けているのもその理由です。
この「DTP研修生制度」はどちらかというと、オペレーターの方に比重をおいたものです。 内容を把握してきっちりとした、フィルム出力用のデータを作る方を育てるものです。アプリケーションの知識・画像の知識、フォントの知識も組版の知識も必要です。今後、オンデマンド印刷やCTPによる印刷が主流になっていくことが予想されるなか、印刷が分かっているオペレータの必要性は増えてくると思われます。
「DTP研修生制度」はその名前の付け方が悪かったのか、実務経験のない方が、この仕事に就くための登竜門としての制度であると、誤解されることが多くなってしまいました。クリエイター登録している方を条件にしていたのですが、登録されている方からの反応は少なく、未経験者の方々からの問い合わせばかりになり、さすがに、少人数で何とか運営している当社の体力も限界と判断させていただきました。できる方で本人からも希望があれば、研修後も当社の外部スタッフになっていただきたいと考えていて、実際にかつての研修生に今助けていただいているのですが、あらたに未経験の方を採用するだけの時間がなくなってしまいました。
ということで「DTP研修生制度」はしばらくお休みとさせていただきます。何らかのかたちで、この制度を発足させた時の意志を継ぐものを展開したいと考えています。そして、 DTPスクールに通ってもなかなか職につけないと、お嘆きの声もよく寄せられました。そのような状況の方に資するものも今後作っていきたいと考えています。お問い合わせいただいた方、一人一人の方に返事をだすことさえままならぬ状態で、ご迷惑かける方を増やし続けることを、ひとまずお休みとさせていただきます。「第5期研修生募集中!」の 項目をなかなか削除できずにいたことをお詫びいたします。