研修生日記

第6期生(9月〜) 竹村早苗(仮名)

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自己紹介

印刷業界には3年ほどいたのですが、印刷は奥が深く、まだまだ知識も足らず、きちんとした印刷データを作れるようになりたい!との思いから、今回DTP研修生に応募いたしました。
また、クオークを使用したことがないので、イラストレーターとのデータ作成の違いなども勉強したいと思っています。 最終的に印刷工程を考えた、無駄のないデータ作りがきちんとできるように頑張りたいと思います。

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日記(第6期生 竹村 早苗<仮名>)
■■■ 日記タイトル一覧 ■■■
11月25日(月)〜11月29日(金)(12週目)効率良いスキャニング
11月18日(月)〜11月22日(金)(11週目)データ修正から学ぶ
11月11日(月)〜11月15日(金)(10週目)大量の修正は文章ものの宿命!?
11月5日(火)〜11月8日(金)(9週目)文章量が流動的な場合のフォーム作りは?
10月28日(月)〜11月1日(金)(8週目)2003年カレンダー制作:Part 2
10月21日(月)〜10月25日(金)(7週目)2003年カレンダー制作
10月15日(火)〜10月18日(金)(6週目)初めてのQuark
10月7日(月)〜10月11日(金)(5週目)作表はブレンドツールで効率UP
9月30日(月)〜10月4日(金)(4週目)下版データは印刷機の種類で決まる
9月24日(火)〜9月27日(金)(3週目)単純作業に要注意!
9月17日(火)〜9月20日(金)(2週目)出力しようとしたら…
9月9日(月)〜9月13日(金)(1週目)印刷までの道のり

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11月25日(月)〜11月29日(金)(12週目)

<効率良いスキャニング>

今週はメディアの方が仕事が忙しく人手が足りないとのことで、急遽メディアで作業を手伝うことになった。

振り返れば3ヶ月前、メディアでの作業から研修が始まった。
研修期間も残りあと1週間に迫ったこの時に、またメディアに行くことになったのも何かの縁かもしれない・・・、そんなことを思いつつ私はメディアへ向かった。

メディアでの業務は、スキャンされた画像のゴミを綺麗に取り除き、Quarkで作られたフォーマットに張り込んでいく、という作業だった。
原稿がA4 フルサイズの線画(1,000dpiでスキャン)は1枚スキャンするだけでもとても時間がかかってしまう。
スキャンするだけでも大変であるが、元々原稿の紙質があまり良くないらしく(少し色がついていてざらざらした感じである)、スキャン後の画像状態が良くない。
スキャンするにも紙質によって仕上がりがかなり違ってくることを知った。
トーンカーブで加減を見ながら白い部分を飛ばしていったのだが、細かいゴミは残ってしまうので、それを一つ一つ手作業で取り除いていく。
今回スキャニングを一緒に担当したメディアのSさんとの連携プレーで、スキャンしてはゴミを取り除き、それをQuarkに貼り込んでいった。
1日目はそうして力ずく(?)でひたすら作業をこなしていった感があるが、2日目はSさんがスキャニングの時点で工夫をしてくださり、ゴミ取りの作業がとても楽にできるようになった。
どんな工夫かというと、スキャニングの時にホワイトポイントの数値を調整することによってあらかじめ白い部分を飛ばしてスキャニングするという方法である。
こうすることによってスキャンされた画像は1日目と比べて格段に綺麗な仕上がりと なった。
それでも多少はトーンカーブなどで調節する必要はあったが、ゴミ取りはとても楽にできるようになった。

スキャン時の調節で画像の仕上がりに差が出てくる。
それが後の作業の効率に大きな影響を与えてしまう。
スキャニングという作業も、とても奥が深い作業であると感じた。


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11月18日(月)〜11月22日(金)(11週目)

<データ修正から学ぶ>

今週はデータの修正の仕事が多かった。
週の初めに行ったのは、昨年、A4サイズ、8ページで作成したというパンフレットを4ページものに内容を減らすというもの。
新規でデータを作成するのも大変だが、修正というのも結構大変な作業である。
このパンフレットの仕事で難しかったのは限られたスペースでのレイアウトだ。
「この写真をもう少し小さくすれば次の文が入るかな・・・」
「この表がどうしても1ページにおさまらない・・・」
試行錯誤の末なんとか4ページにまとめ上げたが、表が2ページに分かれてしまったところは自分でも気になっていた。
後日お客様からその表の部分は次のページのものと順序が逆になってもかまわないので1ページでまとめてほしいと訂正が入ってしまった。
順序を逆にすれば入るかな、と修正時に思ってはいたのだが、順序を勝手に変えてもいいのだろうか・・・?と思ったのでとりあえずはそのまま校正をお願いしていた。
順序を変えても内容的には全く差し支えない部分であったので、最初の段階で順序を逆にして表を1ページにまとめて見やすくしたものをお客様に提案することができれば良かったなと感じた。

次に留学案内のパンフレットの修正を行った。
これもデータは以前作られたもので、今回は部分的な追加修正である。
Quarkで追加分のページを挿入しようとしたところ、マスターページが見開きで作成されていたので奇数ページ分追加しようとすると、どうも挿入した以降のページがダブって挿入されてしまうのである。
社長から「そういう時はとりあえず偶数ページで挿入しておいて、いらないページは後から削除すればよい」と教えていただいた。
なるほど・・・偶数ページごとに挿入すればデータがダブることなくページを送ることができた。

それから同じ仕事でIllustratorで作成された表を訂正しなければならなかったのだが、こちらは項目がすべてタテ列に文字打ちされていたために、項目を追加訂正すると横列が全てずれてしまう・・・というやっかいな訂正になってしまった。
こちらはまずタテに打たれていた文字列を横に打ち直し、項目の前に仮に数字で番号をつけておいて、行を追加・削除してもその番号を合わせることによって項目がずれないように工夫してみた。

今週はデータ訂正から多くのことを学んだ1週間だった。
特に自分以外の人が作ったデータを見て、そこから学ぶことは貴重な経験である。


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11月11日(月)〜11月15日(金)(10週目)

<大量の修正は文章ものの宿命!?>

今週は先週に引き続いて「同期会:近況報告(ひとこと集)」がメインの仕事であった。
予想した通り、修正がたっぷり入ってしまった。
修正内容は文字訂正を始め、文章の追加、改段、改ページ、ページ移動など。
情報量が多いものはそれだけ訂正も多くなってしまうのは、これはもう文章ものの宿命であり仕方がないものである……。

先週じっくりフォームを考えて作ったのは大正解だった。
文字ボックスを1ページに2つ作ってリンクしたことによって、文章が追加になっても、逆に削除しても、改ページしても自動的に文が流れてくれるのでとまどうことなく修正することができた。
(たまにボックスをリンクし忘れていて修正したら文がリフローしてしまった…)

デザイン的には今回はレイアウトのしやすさ優先で作った関係上、比較的あっさりとした感じになってしまった気もする。
(同期会の近況報告という内容を考えてみると文章の読みやすさが第一だと思うのであまりごちゃごちゃと作り込み過ぎるのもどうだろうか…!?とも思うのであるが。)

もしもあらかじめ原稿が決められている場合や文章量が一定の場合であったとしたら、飾り罫などで一人一人のコメントを囲んだりしてみるのもまたきっと違った雰囲気になって面白いのではないかなと思った。


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11月5日(火)〜11月8日(金)(9週目)

<文章量が流動的な場合のフォーム作りは?>

3連休も終わり、今週は比較的ゆったりとした雰囲気の中での仕事となった。

そんな中、社長の高校時代の同期会のデータを作成することになった。
内容は、同期会の出欠席をとった際に寄せられた一人一人の近況報告を1册の本にまとめるというものである。
全体は数十ページになるのでまたもや苦手なQuarkを使用しなければならない…。
「うぅ…」と心の中でうなり声を上げながらも、私は準備にとりかかった。

まずはフォーム作り。一番肝心な部分である。
Quarkはフォーム作りができていなければ文章を流し込むことができない。
逆に言えばフォームさえきちんとできてしまえば8割がた終了したも同然である、と言っても過言ではないと思う。

まず原稿にじっくり目を通してみた。
近況報告の内容は人によって様々で、ほんの一言しか書かれていない人もいれば、10行くらい長々と書かれている人もいる。
これを上手く1ページにまとめていかなければならないのだ。
一瞬どうすればよいのかさっぱりわからず頭がパニックになったが、心を落ち着けてまず慣れているIllustratorでシミュレーションしてみることにした。
(本来は初めからQuarkで作れなければならないのだが…)
文字ボックスを文章量に合わせて一つ一つ作り、さらにコメントを四角い枠で囲んで見やすくしようとしてみた。
が、しかし…。
これでは上下の文章の間隔を一定にするのが難しく、左右のページで段の位置が合わなくなる可能性が出てきてしまった。
さらに修正などが入ってしまった場合、大変なことになるであろうことは予測できた。
うーむ、どうすればよいのだろう…。
その日はそれ以上良い考えが浮かばなかったので、帰りに本屋へ寄って雑誌を研究してみることにした。

情報系の週刊誌にひたすら目を通してみる。
とにかく目指したものは文章量によって流動的でありながらも、かつ統一性のあるレイアウトである。
しばらく調べてみて感じたのは、そのような必要性のあるレイアウトはみなとてもシンプルな作りでできているということだった。 文章は文字ボックスを文章のまとまりごとに一つ一つ作るというようなやり方ではなく、一つの文字ボックスのなかで改行で送っているだけのように思われた。
その上に飾りのタイトルがあるという感じだ。
これなら近況報告にも応用できる。
そう確信した私は次の日フォームを作り直してみた。

メインとなる文章のボックスは1ページ中に左右に2つだけ作り、文章を流してみた。
これだと行送りを一定に保てば、文章量に左右されずにぴったりと段も揃う。
次の文章との間に改行を4つ分入れるという決まりにすることにした。
その改行4つ分の間にタイトルを入れることにすれば上下の間隔も一定に保てる。
タイトル部分はIllustratorでつくってQuarkにはめ込んでいった。

なんとか基本のフォームはできたのであとは全体のイメージを考えていった。
同期会なので、花の写真を使って落ち着いた感じにしてみた。

ドキドキしながらも、社長にフォームをチェックしていただいたところ、「うん、いいだろう。これでいこう。」と思いがけず一発OKをいただけ、参考にさせてもらった雑誌達に感謝しつつ「よかったー…」とひと安心。

そこで、これからの課題。
もっと普段から雑誌や書籍、デザイン本などにたくさん目を通して良いものに触れ、いざという時にそれらを自分のデザインに取り入れていくことができるようにしたい。


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10月28日(月)〜11月1日(金)(8週目)

<2003年カレンダー制作:Part 2>

先週制作していたカレンダーがついに出来上がってきた。
カレンダーの上部はワイヤー状のリングで止められている。
少々厚みのある台紙の下部を折り目にそって「マチ」を作ってあげれば、スタンド式の卓上カレンダーに早変わりである。
とても簡易な発想であるが、無駄がなく実用的である。
「紙」というのは使い方次第でいろいろな形に変化するのが面白い。

デザインの仕事に携るようになってから約3年が経つが、今までに仕事で扱ってきたものは、主に名刺やハガキなどのペラの印刷物が大多数であった。
今回のカレンダーのように加工された製品へと変わるのを見たことがなかったので、自分で作ったカレンダーをいただいた時はとても嬉しかった。

心配していた色味であるが、特に問題なく印刷されていたので良かった。
黄色がかった薄い茶色が、プリンター出力の時よりも多少マゼンタが強くなってしまっていたような気がするが、全体を見た時にそれほど違和感はなかったので安心した。
やはり印刷はプリンターの色とはどうしても変わってしまうものであるので、後はもう経験しかないのだろうなと思った。

ところで今回カレンダーに使用した台紙の色はグレーだったのだが、デザインとの全体的なバランスを考慮して、台紙を暖色系にしたものも追加で作っていただけるとのことである。
私も暖色系の台紙の方が合うかな…と思っていたので、そちらも楽しみである。


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10月21日(月)〜10月25日(金)(7週目)

<2003年カレンダー制作>

気がつけばすでに今年もあと残り2ヶ月余りである。
というわけで、今週制作室では来年のヂヤンテイカレンダーを皆で作ることになった。
毎年お客様に好評を博しているとのことなので、大変なプレッシャーである。
今年は営業用に何種類か作成するとのことで、各自テーマを決めて作成を始めた。
制作室にある素材用のCD-ROMや写真資料と格闘していると、あっという間に時間が過ぎて行く…。
私は綺麗な葉っぱの写真素材を見つけたので、それを使って作成してみることにした。
月ごとに葉の色を変え、下地の色と統一感のある色合いに仕上げたいと思った。

大まかなデザインはできたのだが、それだけでは少し物足りないな…と感じたので、毎月何か一言入れてみてはどうかと思い立った。
インターネットで調べた偉人の言葉や格言などをピックアップして、デザインに組み込んでみた。

出来上がったものを見ていただいたところ、「表紙にもう少し色がある方が良い」とのこと。
私は中身にそれぞれ色がついているので、表紙はグレー調にしてしまっていた。
しかしお客様に商品としてアピールするためには、やはり表紙のインパクトが重要なのである。
さっそく茶系の色をつけて、「木の葉カレンダー」の仕上げに入った。

データを下版する段階になり、「印刷では少し色が変わってしまうかもしれないけど、とりあえずこのまま印刷してみよう」とのことで、私もその点がとても不安であった。
私は自分が作成した4色のデザインが印刷物になるというのをほとんど経験したことがないので、プリンターで出力した色と実際の印刷の色にどのように違いが出るのかがよく分からないのである。
今回は薄い色を多く使用していたので、ちゃんと出るかも心配であった。

試し刷りを1枚見せていただいたところ、とりあえず大丈夫そうであった。
まだ全部印刷されてないので全部大丈夫なのか分からないのであるが、どんな色合いで印刷されるのか、仕上がりを早く見てみたい。


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10月15日(火)〜10月18日(金)(6週目)

<初めてのQuark>

今週は先週に引き続きアンケート調査結果のデータ作成を行った。
今週は表組みだけでなく、数十ページにわたる本文も組んでいかなければならないので、Quarkを使用した。
Quarkは使用したことがないため、何をどうやって始めればよいのかさえわからない。

まずは基本操作を教えていただいた。
操作のショートカット集をいただいたのでそれを見ながら実際にさわってみるが、Illustratorとは微妙にショートカットが違うのでまずそこで戸惑いを覚えた。
たとえば画面を移動するためによく使用する「手のひらツール」は、Illustratorでは「スペースキー」を押しながら画面をスクロールするが、Quarkでは「オプションキー」を押しながらスクロールする。
ついついIllustratorのつもりでやっていると画面が動かない……。
さらに右側にあるスクロールバーを触ってしまうとエラーでQuarkが強制終了してしまうのだが、たまに忘れて触ってしまい、何度か立ち上げ直したりとなかなか効率良く進める事ができないのがもどかしかった。

Quarkでの作業はフォームを作る事から始まる。
サイズ、マージンを決定し、マスターページを作っていく。
さらに本文のフォントとサイズ、また見出し部分のフォントとサイズも決定し、「スタイルシート」に追加していった。
スタイルシートはIllustratorにはない概念で、大量のページをこなさなければならないQuarkならではの便利な機能である。

ひととおりフォームが完成し、数ページ本文を組んだところで社長にフォームのチェックをしていただいた。
マージンを多少変えた方が良いということと、中に使用する表の罫線の太さやグラフの太さなどを統一するようにとの指示を受けた。
さらにQuarkの設定で「和文/欧文間のスペースを30%にする」ということも教えていただいた。
文章を見やすくするためにスペースの設定は欠かせないそうだ。
文章ものは読みやすい事が第一条件である。

フォームを作成し直して、悪戦苦闘しながらもなんとか期限一杯で本文を組み終えることができた。
大量の文章を扱うQuarkでの作業は「最初のフォーム作り」がとても重要であることを学んだ。


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10月7日(月)〜10月11日(金)(5週目)

<作表はブレンドツールで効率UP>

今週は突然、「3日間でやるように。」と原稿の山を渡された。
原稿を見ると、あるアンケート調査の結果が何十ページにも渡って記載されている。
これを表データにしなければならないのだ。
「QuarkでもIllustratorでもどちらでもいいからとにかく早く作業できる方で」との指示を受けた。
私はQuarkは使った事がないため、必然的にIllustratorでの作業を選ぶ事になった。
とは言っても、Illustratorも今まで仕事で使っていた限られた機能しか知らない。
どうしよう…、と思っていたところ「ブレンドツール」という大変便利な機能があることを教えていただいた。

「ブレンドツール」での作表は、まず表の仕上がりの大きさを決める。
その大きさの中で、行や列を分割したい分だけ数値を設定すれば、均等に分割することができる機能である。
この考え方には目からウロコが落ちた。
私は今まで作表する場合には、一つの行や列の幅を何ミリ、と初めに決めてからそれを複製する方法をとっていた。
確かにきっちりと数値を決めて作る場合には、その方法でも良いと思う。
しかし、大量の数をこなさなければならない場合や、大きさに特に指定がない場合にはこの「ブレンドツール」は大いに活用することができる。

ブレンンドツールのおかげで、予定通り3日で全てを仕上げることができた。


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9月30日(月)〜10月4日(金)(4週目)

<下版データは印刷機の種類で決まる>

今週は先週に引き続いて名刺の訂正や、シールのデータ入力、チラシの訂正、ハガキの訂正などこまごまといくつかの仕事を受け持った。

その中で、2色印刷のハガキがあった。
訂正が終わり、「さあ下版データを作成しよう」という段階になって、ふと疑問がわいてきた。
「あれ?2色印刷用の下版データってどうやって作るんだっけ…?」

前に勤めていた印刷会社では2色印刷の場合、色別にデータをわけて、さらにどちらの色版も全てスミ100%のデータにし、それを出力したものを版下として使っていた。

まっ先にその方法が頭に浮かんだので、「これはスミデータにするのですか?」と尋ねてみた。
すると、データは2色の色そのままで良いと教えていただいた。
さらにトンボは使用する2色の色を重ねてオーバープリントをかけるとのこと。
そうしないとトンボがかすれてしまい、うまく出力できないらしい。

ヂャンテイに入った時にいただいたマニュアルをもう一度読み返してみる。
前の会社で使用していた方法は、「マスター印刷」という方法だったのだと思う。
そしてヂャンテイではCTP印刷の方法を取り入れているので、データから直接分版されたプレートが出力ができるため、データは2色のままで良いのだ。

同じ2色の印刷物でも、印刷機が違えば当然データの作り方も変わってくる、ということに気付くことができた貴重な経験だった。


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9月24日(火)〜9月27日(金)(3週目)

<単純作業に要注意!>

制作室へ移ってから最初の仕事は名刺のデータ訂正だった。
その数180名分。
訂正事項は、
1.書体の変更
2.欧文部分の姓・名の順番を入れ替える
というもので、特に難しい作業をするわけではないのだが、これが落とし穴だ。
初めは注意深く訂正をしていたつもりだったが、何せ180名分である。
次第に気持ちに「慣れ」が生じてきてしまったのであろう。
終わった後に校正をしていただいたら、ミスが出るわ出るわ…。
特に姓名の順番を入れ替えるのを忘れているというミスが多かった。
単純作業だからこそ、細心の注意を払わなければならない。

後日裏面を英文で印刷するお客様の分を新規で作った。
その時は名前のローマ字入力を間違えてしまった。
「は行」は、「F」で打つ場合と、「H」で打つ場合と両方ある。
前者は例えば名前で「基史→MOTOFUMI」など。
後者は姓で「林→HAYASHI」など…。
自分でも何故かよくわからないのだが、勘違いしてしまったのだ。
社長から「入力の基本を押さえるように」との注意を受けたので、次回から注意を払いたいと思う。

ところで、名刺というものは「自分の顔」といってもよいくらい重要な商品のひとつである。
それなのにお客様が仕上がった名刺を見て、もし自分の名前が間違っていたとしたらこれほど悲しいことはないのではないだろうか。
「ケアレスミスが致命的なミスにつながる」ということを常に頭に入れて、特に数量が多いときには最後まで気を抜かずに、見直しをきちんとやろうと思う。


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9月17日(火)〜9月20日(金)(2週目)

<出力しようとしたら…>

引き続きメディアで作業を行った。
メディアでは、社内のCTP印刷機で印刷するためのプレート出力の他に、フィルム出力も行っている。
メディアでの研修を担当していただいている岩瀬さんに説明していただきながら、お客様が作成したデータをフィルム出力する作業を実際に行ってみた。
書類はイラストレーターで作成されていたので、普通にデータを開こうとした。
ところが出てきたのは、「画像の配置が適切でないので開けません」との無情なメッセージ。
何度も開こうと試みたが、元画像に問題があるようで一向に開く事ができない。
結局岩瀬さんがお客様に電話して、データを再送信してもらうことで解決したが、
「誰の手に渡っても出力可能なデータを作ることが大切である」
という事を学んだ。
せっかく作ったデータも、二度手間になってしまうのでは勿体無い。

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9月9日(月)〜9月13日(金)(1週目)

<印刷までの道のり>

研修初日。
社長より「基礎の基礎」というマニュアルを手渡された。
「ただ読むだけじゃなく、読んで覚えて実行できるように!」とのこと。
それにしてもこのマニュアルがすごい!
というのも項目が「営業・制作・校正・出力・印刷」の5つに分かれていてそれぞれについて社内でのノウハウがこと細かく書かれている。
一つの印刷物ができあがるまでに、この中の一つも欠けてはならないのだ。
このマニュアルを読んで感じたのは、「気配りを大切にすること」についての重要性だ。
例えば制作にあたっての気配りがある。

  • ソフト、OSのバージョンは適切か?
  • 使用しているフォントは出力機に対応しているか?
  • EPS保存の形式は適切か?
  • 画像のリンクデータは適切か?
  • 孤立点は存在しないか?(孤立点が存在すると後過程の面付け作業の時に影響が出てしまう)
  • ドブは3mmきちんとあるか?
  • クワエの幅は出力機に応じたデザインになっているか?
  • オーバープリントの設定はなされてるか?
などなど…
ざっと挙げてみたが、すべて最終的な印刷工程を考慮したデータ作りには欠かせないチェック事項である。
一見するとあたりまえのようなことを、あたりまえに作ることができるようにならなくてはならない。
データを作成する人間は最終工程までの道のりを考えて、いかにミスをなくし、いかに効率良く印刷が進められるようなデータを作れるかが求められているのだと思う。

メディアと呼ばれる出力センターでもお世話になり、ここでは社内での印刷システムについて教えていただいた。
CTP印刷という方法を初めて見ることができた。
CTP印刷はフィルム出力の必要がないので、製版の作業が省かれるため時間が大幅に節約される。
メディアで見せていただいたことを、今後の制作にも活かせるようになりたい。

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