2014.12.12 ozawa

秋季皇居乾通り一般公開を利用して、紅葉撮影にチャレンジ!

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こんにちは。ヂヤンテイシステムサービス代表の小澤です。

 

先週の12月6日(土)、皇居に入り紅葉を撮影してきました。12月3~7日の間、宮内庁が天皇陛下の傘寿(80歳)を記念し、紅葉の時期にあわせて坂下門から乾門までの約750メートルを一般公開していました。

 

今年は、桜の開花に合わせて春の一般公開もあったようなのですが、それを逃してしまっていたので、秋の一般公開の時にはぜひとも行ってみたいなと思っていました。

 

皇居の中に入ることができる機会も限られていますし、あまり経験のない紅葉撮影にもチャレンジしてみたかったからです。天気には恵まれなかったのですが、皇居の中のレポートと、紅葉撮影の体験談です。

 

宮城(きゅうじょう)という名称は廃止

子どものころ、天皇誕生日だったと思いますが、親に連れられ一般参賀に行ったことがあります。皇居の中に入るのはその時以来です。

 

私の親は昭和ヒトケタ生まれなので、戦争の記憶もあり、天皇陛下に対する気持ちは我々とは違うものがあったのだと思います。一度だけとはいえ一般参賀に行ったということは。

 

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当時、私の親は皇居のことを宮城(きゅうじょう)と言ってました。そのため今回、皇居に入ってから警察官と話した時に、私も宮城(きゅうじょう)と言ってしまったのですが、宮城(きゅうじょう)という名称は戦後廃止されたことを今になって知りました。

 

長年、東京で暮らしながらも、皇居のことはそれだけ知らないのだと痛感しました。

 

桜田門から「皇居外苑」へ

坂下門から皇居に入ることになるですが、Twitterの情報から、入るまでにかなり待つことが分かりました。そのため午前はあきらめ、午後になってから出かけました。

 

東京駅から向かっても桜田門の方に流されるという情報も入ってきたため、有楽町駅で降りて最初から桜田門を目指しました。

 

桜田門といえば「桜田門外の変」。ちらっと暗殺事件が頭をよぎりましたが、桜田門をくぐるのも初めてでした。

 

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第一の門(高麗門)、を通ると枡形の空地があり、右折すると第ニの門(渡櫓門)があり、江戸見附様式で枡形形式の城門なのだそうです。

 

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ここから先の「皇居外苑」は、いつでも入ることができる皇居前広場。そこに一般公開の来場者がズラッと並んでいました。

 

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「2014年12月、皇居から見た丸の内街」。そんな写真になりました。

 

皇居外苑から「坂下門」へ

車で皇居の周りを走ることは、たまにありますが、皇居外苑の中を歩くのも久しぶりかもしれません。

 

若いころ読んだ猪瀬直樹著『ミカドの肖像』。その中に、東京という都市は、皇居という空虚の中心を持っている。そんな表現があったことをまざまざと思い出しました。

 
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行列ができ時々歩みが止まるため、久しぶりに二重橋をゆっくり眺めましたが、子どもの頃に見た気持ちと重ねるのに苦労しました。

 

とても天気が良く、秋空が映え、紅葉の撮影も楽しみだったのですが、この頃から天気があやしくなってきました。

 

荷物検査とボディチェックを終え、一度、和田倉門方向に大きく流されてから、戻るようにして坂下門に向かいました。曇り空を眺めながら、もっと早く来れば良かったと反省しました。

 

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それでも、久しぶりに皇居の中に入ることができます。

 

坂下門から「宮内庁」へ

坂下門をくぐると、緩やかに右にカーブする上り坂を歩きながら紅葉を見学できました。この坂下門から入り乾門からでるか、天守台を通って皇居東御苑にでるかのコース。いずれにしろ一方通行です。

 

宮内庁のサイトにあった案内図です。

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今回の皇居一般公開は、5日間で35万人ほどの来場者がいたようです。そんな迫力が分かるのがこの写真かもしれません。坂下門を内側から撮った写真。来場者の波を見てとることができると思います。

 

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子どものころ、一般参賀の時は、二重橋を渡って宮殿に入りました。そして坂下門から出たので、宮殿に向かうこの道を降りてきたのだと思います。一般参賀の時でも、今では乾門からでることができるよです。

 

 

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宮殿は一般参賀だけでなく、宮中晩餐会などの時もテレビにでてきますね。ちなみに天皇陛下がお住まいなのは宮殿ではなく御所です。

 

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富士見櫓(ふじみやぐら)です。万治2年(1659年)再建。皇居は江戸城だったのだと思い起こさせます。

 

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宮殿の坂道から少し歩くと宮内庁がありました。相変わらず天気が悪かったのですが、この庁舎の雰囲気には合っていたかもしれません。

 

紅葉撮影スタート

仕事で撮影する写真は学校の中が多く、屋外の撮影は極端に経験が少ないため、自分は撮影に関して屋外に弱いと感じていました。そのため、今年は意識して屋外にカメラを持ってでるようにしました。

 

紅葉の撮影に関しても、念のため勉強してきたのですが、太陽光を活かす話が多く、露出補正をアンダーにする解説がありましたが、この時の曇天ではプラス補正で撮影しないと紅葉の色が映えませんでした。

 

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下から仰角で撮影し、バックに青空、手前が紅葉というコントラストの写真を撮りたかったのですが、曇り空の紅葉撮影という、いきなりハードな撮影となってしまいました。

 

ホワイトバランスの話もありました。太陽光モードを薦めながらも、光があるところはでは日陰モードも良いなど。この日は天気が悪かったので、太陽光モードにしておきました。全体が白っぽくなあることだけは何とか避けたいと。

 

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何枚かシャッターを切ってはモニターを見て感じたのは、曇の日の紅葉の撮影は、できるだけ背景を狭くして紅葉に寄った写真。それも同じ色の紅葉で統一するとそれなりに撮影できるということ。赤も黄色も緑も入れようと欲張らないことです。

 

落ち葉の紅葉の絨毯にもチャレンジ。敷き詰めたような紅葉の絨毯はなかったものの、広角ではなく遠くをぼかして撮れば良かったと反省。

 

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全体を撮る時はマニュアルモードでなく風景モードも良いという話もあったので、途中から風景モードに切り替えました。

 

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来場者が歩く両サイドにはロープが張ってあり、その外には警察官がいて、「撮影は1・2枚にしてどんどん歩いてくださいと」言われてしまいます。

 

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立ち止まって撮影できるような余裕があまりないことは分かっていたので、望遠レンズも持参しなかったのですが、前進しながらの紅葉撮影はやはり大変でした。

 

皇居内にあった案内板

歩きながら、前進しながらの撮影で紅葉を撮りたかったので、皇居内にあった案内板が示すものを全て撮影できなかったのですが、いくつか紹介します。

 

 

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この道、「山下通り(やましたどおり)」とありました。地図からすると宮内庁の裏手を通って宮殿に向かう道です。

 

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「局門(つぼねもん)」と書いてありました。この辺が皇居の中でも女性のエリアだったと、ロープの外にいた警察官が教えてくれました。

 

案内係のような人がいないため、ロープの外にいる警察官に質問してしまうのですが、警察官は快く応えてくれて、皇居のことをいろいろ教えてくれました。

 

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「道灌濠」とありました。案内板にルビが振らていなかったので、どう読むのかなと考えてしまったのですが、太田道灌ですよね。だから「道灌濠(どうかんぼり)」。

 

多摩地区で育った私としては、こうした武蔵野を感じる雑木林に囲まれた風景に琴線が触れます。地図を見るとこの「道灌濠」の右の奥に、天皇が済む吹上御所があることになります。

 

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私は皇居東御苑には入ったことがないため、乾門から抜けるコースを選ばず、西詰橋を渡って天守台に向かうコースにしました。この写真が西詰橋です。

 

一般公開コース

これも宮内庁サイトにあった案内図です。

 

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西詰橋から撮影した乾門に向かう人びとです。あっちにも行ってみたかった。

 

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短い坂を登ると門がありすぐに天守門だったのですが、坂の途中、石垣と紅葉がの組み合わせを見てなんとか撮影。

 

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江戸城の天守は、明暦の大火で焼失したそうです。天守台を見ても、どんなものがそびえていたのか想像できませんが、皇居の中を歩いてきての天守台までたどり着く頃に日差しがでてきました。

 

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天守台の上はこんな感じです。そんなに高くないのですが、見晴らしが良かったです。

 

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これも今回初めて知ったのですが、皇居東御苑は公開されているらしく、大手門・平川門・北桔橋門で入園票を受け取ることで入ることができるとのこと。東京の人間がこういうことを案外知らないのかもしれません。

 

最後に

本当に悔しいことに、紅葉を撮影できる時間帯だけ曇っていました。最後に北桔橋門(きたはねばしもん)をでた時は西日が眩しいくらいになっていました。

 

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若い時は、本を読み、天皇制のことを考えたことがありますが、歳を取り、今はニュートラルな立ち位置にいるのではないかと思います。

 

『ミカドの肖像』にあったように、皇居は空虚な中心なのかもしれません。しかしながら、武道館に来ても、丸の内に来ても、どこかしらで皇居の存在を感じます。日本人であれば皇居はやはり特別な存在なのだと思います。

 

しかし、皇居の中にいた時に、外から感じる皇居とは違うものを感じでいました。わずか1時間くらいでしたが浮遊した気分になりつつ。

 

東京に観光にいらっしゃる方も、東京近郊にお住まいの方も、観光に皇居はいかがでしょうか?